雅な声に誘われて

〜第06歩〜 ページ7

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前回のあらすじ

『雅くんは長生きでした』

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「巫羅さん…千年も眠れるものなんですか？」

「神に愛されはったんやったら…」

「でも、僕は神に会った事なんて一度もないですよ？」

伝承の少年も一度、神に出会い恋に落ちて生かされている。

もし、本当に神に会ってないのなら千年も眠りについたのは少しおかしい。

「…ただし、少しだけ気になる記憶があるんです。」

「気になる記憶？」

「はい。たった一つ…眠る直前の記憶なのですが…。」

「雅はん。詳しゅう聞かせてもろても構わへんやろか。」

「…えっと…。」

あ…巫羅さんの言葉使いが分からなかったのかな？

「雅くん。あのね…その時のこと詳しく話せますか？」

「はい。分かりました。詳しくお話します。」


〜次回・『雅の追憶編』スタート〜

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