第三十九話 ページ40
角名くんってどこの辺りの人なんだろう。
ちなみにおとんの異色(笑)の経歴は作者の経歴。
ちょっと違ってても、大河ドラマとか朝ドラと同じようにちょっと誇張して訛らせているので批判はやめてください。
私も“角名くんってこんなこと言うんかな”って思いながら書いているので(｀･ω･´)ｷﾘｯ
というか、作者の周りにもあんまし関西弁の人いないから、主人公とか稲荷崎の地元民の人たちの関西弁は絶対岐阜弁混ざってると思いますので、その辺もご容赦を
ーー
「………おみゃあ、たいがいにせえよ……っ」
涙目の赤面で、そっち方面の言葉で喋る角名くんに、不覚にもときめいたって言ったら怒られそうなのでやめておく。
けれど私としては全く巫山戯たつもりはなくて、寧ろ父はこれ言うと泣いて喜ぶ。
だが角名くんは父とは違う。
愛知出身だとわかっておいて、態と実家を想像させるようなことを言う私が、あまり気に入らなかったのかもしれない。
『………恥ずかしがらんでもえぇよ。誰だって、家が恋しいって思う時あるし。……まぁ、泣かせたんは私やから謝るけど……』
「…………こすい。露草ちゃん
『すまんって。私としてはこすいことはしてないつもりなんやけど……』
「………もういい。今、露草ちゃんが何言っても、俺泣くから。」
『もう泣いてんで』
「うっさい………」
そう言って、再び角名くんは顔を背けた。
因みに『こすい』は『ずるい』という意味。
『たいがい』は『いいかげんに』ということ。
つまりさっき角名くんは、『お前、いいかげんにしろよ』と怒ったのである。涙目なので圧は無いが。
『…………なぁ、角名くん』
「………ん」
『ウチ、来なよ』
「…………っ」
『ウチの今日の晩御飯、春最後のおでんなんや。ほんで……なんやったっけ。あぁ、愛知のメーカーの味噌付けて食べるんよ。名古屋とか東海あたりはそれが定番なんやろ？』
確か名前は、つ〇てみそか〇てみそ
おとんがその商品のCMらしき歌を毎回歌いながらおでんを食べている
『あと……ウチは里芋とか豚バラとか入ってんで。これ、名古屋とかでは当たり前なんやろ？てか、そっちの方ではタコ足入っとらんってほんま？海鮮系
「………だから！！泣かせんなって言っとろうが！！！」
『え？！』
私の関西弁は名古屋と同調しているのかもしれない
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