２６．過呼吸 ページ26
明るくなった視界に、私も目を細める。
「あれ？君は……？」
「うおっ、幸郎の彼女！！」
「光来のマブダチ！！」
え、誰
幸郎の彼女だし、星海のマブダチではあるけれども、貴方達は誰
けれど、やっと外に出れた。
やっと見つけて貰えた。
これで、安心…………
「ﾋｭｯ」
「あ"っ？！」
「ちょ、大丈夫？！」
「つーかナチュラル過ぎて一瞬わかんなかったけど、君今閉じ込められてたよね？！」
過呼吸が本格的に始まった。
涙や日光もあるけど、脱水症状と安心で目の前がボヤけて全く人相が掴めないが、多分３人の男の人。
その人たちが駆け寄ってくれて、背中をさすってくれたりしている。
とても有難いが私はそれどころじゃなかった。
「えーっと、Aちゃん？Aちゃん？いや、Aちゃんは幸郎が怒るかな。
Aちゃん、ゆっくり息吐いて。とにかく息吐くことに意識して。」
「出、お前ビニール袋に入れさっきポッケ入れてたろ。アレ出せ。」
「おう。……この場合幸郎呼んでくるか？それとも光来？」
「先生だろ。あいつらに何ができるってんだ。」
「それもそうだな………でもさ、安心出来る人を連れてくるのも手じゃね？」
「勘弁してやれよ。あいつら授業中だろ。」
「幸郎と光来なら飛んでくるだろ。」
私の周りでそんな話をしているのがぼんやり聞こえてくる。
口元にビニール袋を当てられ、ゆっくり呼吸のタイミングを言って貰えた私は、難なく元の呼吸を取り戻すことが出来た。
「落ち着いた？」
「あ、ありがとう、ございます……」
「いいのいいの。でもまだ不安だよね。幸郎とか光来とか呼ぶ？」
「幸郎……………」
「うお？！どしたどした？！」
けれどかなり体力を使ってしまった私は、崩れるようにその場に体を投げ出してしまう。
まだ目の前の３人組の顔すら把握出来ないけど、頭の方は少しスッキリしてきた。
「下手に動かしたら不味いかな」
「いや、こんな暑い中放置が良くないだろ。保健室連れてくぞ。」
「抱え上げたら幸郎に殺されたりとかしない？」
「幸郎もそこまで人でなしじゃないだろ。」
「あ、先輩！！」
「お、光来だ。」
「そこら辺に幸郎の彼女みなかt、あ"ー！！A！！
先輩達Aに何してんすか！！幸郎に殺されますよ？！」
「いや誤解！！圧倒的誤解！！この子ここに閉じ込められてたんだよ！！」
「はぁ?!光来くんどういうこと?!」
「あ、幸郎の声だ。あそこちょうど５組の前だもんな。」
「お、今教室飛び出した。」
ここで私の意識は途切れた。
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葵坂(プロフ) - みるくてぃーさん» もうねー！！私が書くと本来かっこいいキャラが女々しくなるんですよね！それが私の性癖なので！！劇場版はなんか伸びちゃいましたよね！！ちくしょう！！！！！！気長に私の小説でも読んで昼活してください！ (6月28日 10時) (
レス) id: ea5ee97200 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー - 初コメ失礼します。え、昼神君可愛っ!!!劇場版めためた楽しみなんだが。更新応援してます！(？) (6月1日 16時) (レス) @page44 id: 461adb2062 (このIDを非表示/違反報告)
葵坂(プロフ) - FLOWERさん» これはこれはこちらでもありがとうございます！こんな駄作で良ければいつでもご覧くださいませ！なんですかねぇ、作者芽生男書くとなんかたまに女々しくなっちゃうんですよね笑キャラ崩壊しない程度にもちろん作者の解釈の中で、これからも最新して参ります！ (5月4日 20時) (レス) id: ea5ee97200 (このIDを非表示/違反報告)
FLOWER(プロフ) - 前作から応援しております、FLOWERです。最近勉強などで忙しい中これを読ませていただいてます。話は変わりますが、昼活のセンス良すぎませんか？昼神も可愛くて、甘酸っぺえさが増しましたね…これからも更新応援してます！互いに昼活しましょう笑笑 (5月4日 19時) (レス) @page38 id: 87ff2022c1 (このIDを非表示/違反報告)
葵坂(プロフ) - 眠いちゃんさん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！どぞどぞ！いくらでも話して行ってくださいねー！ (2023年4月30日 10時) (レス) @page31 id: ea5ee97200 (このIDを非表示/違反報告)
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