１６話 ページ17
コメントは読んでますよ〜
返信はできないですがちゃんと読んでますからね！！！
届いてますよ〜大丈夫ですよ〜ありがとうございますねぇぇぇ
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微睡みの中で、何か冷たくて涼しく、心地よい感覚を感じた。
おかしいな、眠っている今は体温が上がるはずなのに。
いや、だからこそ触れるものが冷たくて感じるのだろうか。
あぁ、そろそろ起きなければ。
仕事が溜まってる。午後からはガサ入れもある。
あとは、一番大事な………
「灰色、起きてください。灰色？」
『………ん……っ』
「灰色、灰色、…………白百合。」
『ん"あ"っ』
「おはようございます。後３０分で現場ですよ。」
『…………あ"ァ−−−−−』
「こら、静かに。」
刀剣たちが出入りするこの政府において、役人の中でも真名は御法度だ。
故に、真名で呼ばれると意識が覚醒しやすい。
漸く目が覚めた私を起こしたのは、幼稚園からの腐れ縁の同僚。
徹夜と激務でブラックが定着したこの部署において、目の下に隈も無ければほつれ髪もない。屍が多く積み上がる中で、ただ一人だけ窶れた姿を見せない完璧超人。それがこの男だ。
『………なんか重いんだけど。』
「それはそうでしょう。周りを見てみなさい。」
そう言われて横を見ると、私の両肩に持たれかかる２つの影が目に入る。
次回の匿名調査「慶長熊本」の監察官候補、古今伝授の太刀と地蔵行平だ。
最早お約束と化した私の監察官育成業務。
４回目ともなれば慣れてくるもので、今回も二つ返事で引き受けた。
二振りは礼儀正しく優秀で、今回も納得の頂ける成果をお見せできるだろう。
「随分懐かれてますね。他の教育役を見ましたけれど、よそよそしい雰囲気しか感じられませんでした。」
『私も別に馴れ馴れしく接してる訳じゃないんだけど…』
「まぁ、貴女の霊力は付喪神に取って心地よいと感じる部類ですからね。本能的なものでしょう。」
『なんであんたがそれをわかってんのかが怖い』
天才は他人の霊力までも観測できるんか。最早こいつ人外なのでは。
『というか、付喪神の前で真名で呼ばないでよ危ないな。』
「それは失礼を。けれど、僕は何度も呼んで起こして差し上げたんですよ。感謝してください。いいじゃないですか、一回で起きられたんですから。」
『暴論…………』
私たちがそんな風に言い合いしているものだから、両隣の２人が身動ぎをする。
咄嗟に言い合いをやめ、目を開いた彼らに私たちは同じように笑顔を浮かべた。
『おはようございます、二振りとも。起きたばかりで恐縮ですが、仕事の時間です』
腐れ縁から、政府の役人へと、切り替えた。
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リーナ(プロフ) - 好きです！続き頑張ってください！ (1月30日 22時) (
レス) @page19 id: 3fc7d7acf0 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー(プロフ) - コメント失礼します！とても楽しく読ませてもらっています！続きが更新されるのをすごく楽しみにしています！頑張ってください！ (1月30日 20時) (レス) id: b390ce6133 (このIDを非表示/違反報告)
るりな(プロフ) - 初コメ失礼します！とても楽しく拝見してます！監査官たちが救出されるの楽しみにしてます！！更新頑張って下さい！応援してます！ (1月22日 21時) (レス) id: 834446252c (このIDを非表示/違反報告)
味噌煮込みうどん(((プロフ) - 続きを拝見できる日を心待ちにしておりますわ！ (1月10日 9時) (レス) @page19 id: 9e68e2def5 (このIDを非表示/違反報告)
まらと(プロフ) - めちゃめちゃ面白い作品です！！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！！ (12月29日 0時) (レス) id: 0e3ba9734d (このIDを非表示/違反報告)
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