嘘＊53 ページ16
教室にだべりながら着くと、教室にはあまり人がおらず、幸いサッカー部の奴らも来てなかった。
「えらく静かね」
「静かだねぇ、もうやんなくていいのかなぁ」
だったら嬉しいなぁ、久々に部活ができる、あいつら自分らの部活が終わったら行けばいいとか言ったけど、お前らの方が終わんの遅いんだよ、結局行けなかったよ、新しくもらった道具どうすんだよ、使ってないよ、新品だよ
「何もないとあれよね」
ふと志穂が呟いた。待てよどう言うことだよ、何もなくていいじゃんよ
「何か起こる前触れかもよ」
こっちを向いて真剣な顔で言う、志穂
「……それは一体……」
どう言う意味で、と言おうとしたが、それはドアから聞こえる声にかき消された、何だ何だと思ってみると、神童がいた。
ズカズカとこっちに来たと思ったら、いきなり肩を掴まれてガクガクと前後に揺らされた。
やめろ吐く
「昨日のこと、悪かった、今日は部活に来てくれるよな？」
「は、待てやめろ吐く、つか行くわけねぇだろ、「ダメなんだよ！！」え、何待ってどうしたいきなり」
それじゃあダメなんだ、ダメだとブツブツ言う神童、揺さぶるのをやめてはくれたが、どうした、なんだ、情緒不安定か
「ダメなんだよ、それじゃあ。
お前がいないと、俺は……もう、昨日のことなら謝る、お前がやめろと言うのなら今後女との付き合いはやめる、な？だから部活来てくれないか？」
「……は、それ本気で言ってんの、何で私がお前にそんなこと言わなきゃ何ないんだよ、知るかよ、だいたい、やめたきゃ勝手にやめればいいだろ？私には関係ない！」
こいつの言葉を聞いた瞬間からふつふつと怒りが沸き起こる、だからどうした、やめたきゃやめればいいだろ、それを渡しに言ってどうする？何考えてんだこいつ
「志穂、どっか行こう、こいつやば「さっきも言っただろ？お前がいないとだめなんだよ、昨日、お前がいつもと違って本気で怒ってやめるって言った時、嫌だって思ったんだ。お前が離れるなんて、耐えられるわけがない、俺たちが、俺が女達といるのが嫌だったから、妬いて欲しくて言ったんだよな？じゃあ、やめるから、マネージャー続けて欲しい！」
…おい待て、別に嫌とか思ってるんじゃなくて、本当にやめたくて言ってるんだからな、お前、ちょっとどうした？」
「心配してくれるのか？優しいなぁ、流石俺のマネージャーだ！」
やばい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空唄 - 更新再開して頂けて凄く嬉しいです！ありがとうございます！おめでとうございます！これからどう進展していくのか楽しみです!頑張ってください!長文失礼しました!!! (2019年1月4日 21時) (
レス) id: 2a87b8e3e8 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - なんか面白すぎて泣けてきました…更新頑張ってください！ (2018年9月1日 23時) (レス) id: cb939bc256 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(スマホ)(プロフ) - この小説、すっごい面白いです。続きが気になって一気に読んでしまいました（笑）続き楽しみにしてます！頑張ってください (2018年8月27日 19時) (レス) id: a7d0bc1538 (このIDを非表示/違反報告)
みお - かなり面白いので続きが見たいです (2017年5月25日 19時) (レス) id: 6f50e88a59 (このIDを非表示/違反報告)
メープル(プロフ) - ハぃぃぃ、どうしていいところで終わるのがワカラナイけど、続編が出るのを期待してます。 (2017年4月7日 17時) (レス) id: 1d0ba1aa01 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫丸＊碧 | 作成日時：2015年2月17日 18時
