嘘＊52 ページ12
あの日、私は放課後の部活に行かなかった、行けるわけがなかった、行ったらやばい気がしたから、かといって捕まるのも嫌だから走って家に帰って、そのまま寝た。疲れた。後から知ったが職員室にいた時間は30分ちょいぐらいだったらしい、嘘やん絶対二時間ぐらい経ってたよ空気的に
「学校行きたくねえなぁ」
「そう？じゃあ休む？」
一緒に登校してる衿弥が、優しい声でそういってくれる。ありがとうそういってくれるのは君だけだ、志穂ならあっそう、それで？とかで終わりそう、いや終わるな
「あら、よくわかったわね」
ぎぎぎっ、とロボットのごとく首を声のした方に向けたら志穂がいた。やっべ
「声に「出てたわよ、お望み通り言ってあげましょうか？」いえ結構です」
ズーンとか言ってみる、あぁ、久しぶりだなぁ小学生以来だろうか衿弥と志穂の三人で登校とか。いつも朝はあいつらの部活のせいで早く行く羽目になってたからなぁ、弓道部より早いぞ、
「しっかし、今日はあいつらこないな、なんだろう昨日ので反省したとか？」
話題に出したらフラグがたったかのように後ろから女子の声がした、おっ？おっ？なんだきやがったのか
「A、どうして隠れてるの」
「なんでもない」
きゃあきゃあどこぞの犬みたいな声を発する犬、じゃない犬のまんまだ、人だ、女子な、の中心人物がチラリと見えた、目があった。あれは確か、パン、じゃない光良だ。
絡まれると思い、さっと避けたが、相手は何にもなかったみたいに、女子の軍団を連れ下駄箱に向かった。あれ？
「何あれ？とうとう諦めたのかしら？」
ねぇ？というふうに志穂がこっちに話をふるか、分からん、知らん。
「まぁ、よかったじゃない、これで遠慮なく衿弥と過ごせるわね」
ポンポンと背中を叩かれる、まぁそれはいいんだけど
「そうだね、ねぇ衿弥今日のお昼は一緒に食べよう」
そう言って衿弥の顔を見ると、衿弥はその軍団から目を離さなかった。
「……っ、ん？あぁ、そうするよ」
こっちに気づいたら、いつもの顔に戻ったが、どうしたんだ、何かしたのかあのパンダ。
「早く教室に行かないとね」
そう言われて、慌てて靴を履き替え、教室に向かったが、一瞬だけ、ほんの一瞬、衿弥の顔がひどく歪んだ気がした。
「…何を企んでいるんだよ」
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空唄 - 更新再開して頂けて凄く嬉しいです！ありがとうございます！おめでとうございます！これからどう進展していくのか楽しみです!頑張ってください!長文失礼しました!!! (2019年1月4日 21時) (
レス) id: 2a87b8e3e8 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - なんか面白すぎて泣けてきました…更新頑張ってください！ (2018年9月1日 23時) (レス) id: cb939bc256 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(スマホ)(プロフ) - この小説、すっごい面白いです。続きが気になって一気に読んでしまいました（笑）続き楽しみにしてます！頑張ってください (2018年8月27日 19時) (レス) id: a7d0bc1538 (このIDを非表示/違反報告)
みお - かなり面白いので続きが見たいです (2017年5月25日 19時) (レス) id: 6f50e88a59 (このIDを非表示/違反報告)
メープル(プロフ) - ハぃぃぃ、どうしていいところで終わるのがワカラナイけど、続編が出るのを期待してます。 (2017年4月7日 17時) (レス) id: 1d0ba1aa01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫丸＊碧 | 作成日時：2015年2月17日 18時
