安室との遭遇 ページ5
*
──何ッッッで、そんなタイミング良く現れるかなぁ！！
内心そう絶叫し、奥歯を噛み締める。
コナンくんと言い、安室さんといい……！なんでこんなに行く先々に現れるの？？？
私のこと尾けてるか、それとも運が悪すぎるのかしか考えられない程のエンカウントっぷりだよ！！
そして………
「安室くん、どうだね？キミもこのカクテルを飲んでみるといい。流石、鈴木財閥が主催するだけあって素晴らしい味だよ」
「おや、そうなんですか？では僕も一口頂きましょう」
何でそんなに和やかに話していらっしゃるんですかねぇ……！
安室さーん！その人呪詛師ですよー！そう叫びたくなるような気持ちをグッと堪え、私は腕時計に視線を向ける。
現在時刻は11:47。
爆破予定の時刻は、12:00ぴったりの正午だ。
以前から組まれていたであろうこの計画には繊細な呪具が使用されている。
数ヶ月がかりで使用者の呪力を馴染ませることによって、その呪力の持ち主以外には発動させることができないとされる、面倒だが強力な呪具だ。
そのため私は呪咀師を殺すのではなく、捕えなくてはならない。
そんなものがあの鈴木財閥の重鎮たちがいるこの会場に設置されていることには眩暈しか感じなかった。
早くターゲットを捕獲しその呪具を解除させなくてはいけない。
つまり……私にできること。それは、
「──お久しぶりですね。安室さん」
「！！あなたは……！」
「おや？キミは？」
この呪詛師が安室さんと別れた瞬間に捕らえ、「さっさと呪具解除するんだよォ！！」とばかりにぶちのめす事である！！！
───何故か安室さんがヤバいものを見る目で私を見て、青褪めながら警戒を顔に滲ませているのには気が付かないフリをした。
………心が痛い。私が何したって言うんだ………。
*
続く
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←鈴木財閥主催のパーティーにて
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灯油豆腐 - 主人公ちゃんのCVは古賀葵さん (2月25日 0時) (
レス) @page3 id: 8569e305d5 (このIDを非表示/違反報告)
リュウイ - この作品が本当に大好きです！呪術廻戦とコナンのクロスオーバーの中で一番好きです💕これからも更新待ってます！！ (2月8日 15時) (レス) @page2 id: 2148135a94 (このIDを非表示/違反報告)
みよ - めっちゃ面白いです頑張ってください (1月15日 17時) (レス) @page1 id: 75e241bf32 (このIDを非表示/違反報告)
くまのん - 続編、おめでとうございます！更新頑張ってください! (1月5日 18時) (レス) @page1 id: d0f6523921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずき | 作成日時：2024年1月4日 9時
