傷だらけの少女 ページ49
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「──で、こっからどうするんや？」
「ああ、それは今考えてる。ここは電波が通じるけど割と辺鄙な場所だし、博士に車を出して迎えに来てもらうとしても時間が掛かる。その間にAさんに見つからねぇとも限らね──」
服部とコナンが顔を見合わせながら、そんな会話をしていた瞬間だった。
ガサガサガサッと草を掻き分けるような音がし、人が勢いよく2人の間に転がってきた。
「なっ……！？」
「だ、誰や！」
思わぬ乱入に驚愕の表情を浮かべる2人。転がってきた人間は、まだ服部と同年代ほどに見える少女だった。
黒い制服を身に纏い、片手に金槌、片手に釘を持っている。
しかし何故かその姿はボロボロであり、頬にある切り裂かれたような傷跡があった。見れば身体中、所々制服が破れて血が滲んでいる。
「なっ………」
そんな少女の異様な姿に2人が言葉を失っている中、バッと顔を上げた少女の瞳が2人を捉え、大きく見開かれた。
「はぁ！？なんでパンピーがここに……！ってか、手の中のそれ………！」
「お、お姉さん、その怪我大丈夫！？」
「大怪我やんか……！なんや、誰かに襲われてるんか！？」
その痛々しい姿に、少女の言葉を遮りながら慌てて2人が駆け寄る。
「チッ……面倒臭いことになったわね。……虎杖の奴、ちゃんと呪霊を足止めしときなさいよ…！」
ボソリと呟かれた最後の言葉は聞こえなかったが、少女が顔を顰めている姿に探偵達は何か勘違いをしたのか、「直ぐに宿に行って手当てをしてもらおう」などと声を掛けてくる。
「嬢ちゃん？大丈夫か？」
「嬢ちゃんじゃないわよ。私は釘崎野薔薇。野薔薇様と呼びなさい！」
「えっ。の、野薔薇様……？」
「へえ。中々素直じゃない」
(でも、このガキ、なんか呪力の流れが妙ね……？)
コナンの姿を見ながら訝しげな表情をする少女──もとい野薔薇。
そんな彼女の姿には気が付かず、コナンと服部は携帯を取り出した。その時服部は呪物である針を保護しているジップロックをポケットに突っ込む。
それに野薔薇がきらりと目を光らせた。
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50話目は明日上げます(*^ω^*)
でも続編の作り方が分からないんですよね……
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リュウイ - 続編も見ました！！面白かったです！また続き待ってます！ (2月8日 15時) (
レス) @page50 id: 2148135a94 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - (Rin)さん» ありがとうございます！いつも見ていると言ってくださり嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (1月5日 23時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
(Rin)(プロフ) - いつも見てます！応援してます！！ (1月5日 22時) (レス) id: a9de1c3c9c (このIDを非表示/違反報告)
みるく - ゆゆさん» 本当にありがとうございます〜〜〜！！😭まだ分かっていなかったので嬉しいです！これからもどうぞ読んでくださいね🙇 (12月24日 9時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！！ 続編の行き方なんですがまだ分からなければなのですがお話を追加の所が５０話になると自動で続編へ移行に変わりますよ！続編でも頑張ってくださいね！ (12月23日 18時) (レス) @page49 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずき | 作成日時：2022年5月22日 17時
