五条と待ち合わせしていただけなのに【呪術廻戦】【名探偵コナン】

夜蛾学長 ページ24

⭐︎


「お前達な………」


はぁぁ、と思いため息を吐いた強面の男……夜蛾学長は、皺の寄った眉間を揉んでジットリと私達を見つめた。


教員室の床で正座をしている私達は、そのため息に気まずげに瞳を逸らした。


あの後、山一つ吹き飛ばした五条の攻撃を隠蔽するために補助監督達が頑張ってくれたらしいが、それでも何処かに人の目はある。


SNSでその破壊された山の跡が密かに拡散され、今話題となっていた。



「悟、お前ももう良い年だろう……。何故帳を降ろさなかった？」

「えー、ベっつに降ろさなくても良いじゃん。有名になってるっていっても消せるレベルだしさぁ」



「なっ！！こッッの馬鹿が！！！！」





ゴンッ！！！と生意気な口を聞いた五条の頭に拳骨が落とされた。


うわ、痛そう……でもザマァw


次に、学長は夏油先輩に目を向けた。

悶絶する五条を横目で見た先輩は冷や汗を掻きながら言い訳をしようと口を開こうとして……。


「問答無用だ！お前が付いていながら何故五条を止めなかった！」


ゴンッ！！と言い訳も聞いて貰えずに拳骨を落とされた。


額に青筋を浮かべている学長は、私をチラリと見て口を開く。


「悟を止めたのはAだけだと聞いたぞ。……はぁ、お前達はもう教師だろう。問題を起こすな！！」


「いてて……すいません、学長…」

「モウシワケゴザイマセンデシター」


2人に向かって説教し始める学長に、夏油先輩が申し訳なさそうに、五条が不貞腐れながらボソッと棒読みで謝った。

拳骨→←帳

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