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第二百五話 『遊びというなの戦い』 ページ10

手をグーパーグーパーと動かして体力、魔力ともに回復したのを確認すると桜木は波根に聞いた。


「おい、今暇か?」


「見ての通り暇だけどどうしたの?」


ニヤリ、と笑うと桜木は告げる。


「いやな、ちょっと力試ししたいんだよ。堕落者だとつまらないから相手になれ。」


「僕は良いけど。でも本気でやるから覚悟してよ。」


挑発ぎみに見つめる桜木に彼もまた、挑発ぎみに返す。


桜木は銃弾の残りを補充し、波根は鉄棒を握り直す。それで二人の準備が整った。


『ギャー、ギャー』


烏が鳴いたのをきっかけに二人は動いた。

波根は何時も通り力を奪おうとしてるのか、距離を詰めてくる。それに合わせて桜木もナイフをだして威嚇する。


「しぶとっ…体力底無しか?」


息を切らしながら桜木が呟く。普通なら息切れする筈の長い戦いを息切れせずに波根はやってのけているからだ。桜木が呟いたその瞬間、波根が一気に距離を詰めた。そして桜木の腕を掴み、力を使う。


「離せっ」


「うわぁ」


本の数秒で桜木は腕を振り払った。それでも彼は桜木の力を奪うことに成功したのだ。桜木は冷や汗をかきながら慌てて距離をとる。
しかし雷というのは遠距離でも攻撃が可能。彼は何ヵ所かに雷を落とす。その一発が当たり、彼女は急いで治癒をする。しかし死なない程度にしか治す時間がなく、直ぐに逃げられる場所を探す。

「マズイな」


そう呟き、樹林の中に走り去る。いくら遠距離攻撃が可能でも姿が見えなければ意味がない。それが彼女の考えだった。

第二百六話 『突然の・・・・・・』→←第二百四話 『不思議なお兄さん』



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ネット依存狼少女(プロフ) - 終わりました (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3914cf26d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット依存狼少女(プロフ) - 整理してきますね (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3914cf26d6 (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - 海月さん» ……続編が必要なようです…… (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)
五木(プロフ) - 更新しましたー!続編お願いします (2016年10月5日 20時) (レス) id: 97c0d8cbf8 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - お願いしますー (2016年10月5日 19時) (レス) id: e483cc4c78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 x他12人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年9月24日 7時

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