第二百三十四話 『後悔者と航海者』 ページ40
「一体…此処は何処?僕って、確か死んじゃったはずじゃあ…」
そう…その通りだ。
まだ(名残雪)が降る寒い3月の[イースターの日]、誰も居ない教会の中に仲の良い親友と二人で居る時に、突然入って来たナイフを持ってる人から親友を庇って死んだはずだ。
なのに…僕は、何故なのかも何処かも知らない静かな暗い部屋の中で目が覚めたのだ。
しかも、一人で…
「うぅ…なんで、僕だけ…こんなところに…」
僕が、一人が嫌いなの知っててこんな寂しい場所に入れたの?
死んでからも、こんな扱いされるんだったら…[人助け]なんてするんじゃなかったよ!!
「うえぇ…ぐすん…蓮華…怖いよ…」
僕は、自分だけの空間で生き返ってしまったショックと勝手に死んでしまった自分への後悔から…親友の名前を呼びながら泣き出してしまっていた。
その時、自分の足元に一通の手紙が置いてあった。
「何だろ…この手紙…。えっと…【ダイエイユウ】って、僕の事?」
その手紙によると、なんと僕は…【ダイエイユウ】という半分お化けみたいな者になってしまい
そして[英雄][精霊]という人達を倒さなくてはならないらしい…
そう…新しく僕に受け継いだ、僕によく似た名前の航海士である
[クリストファー・コロンブス]の力で…
「そ…そんな!!」
僕は、それを読み終えると先程見付けたドアを開けて…震えながら外に出た。
第二百三十五話 『些細な悩み』→←第二百三十三話 『制御不能』
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ネット依存狼少女(プロフ) - 終わりました (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3914cf26d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット依存狼少女(プロフ) - 整理してきますね (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3914cf26d6 (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - 海月さん» ……続編が必要なようです…… (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)
五木(プロフ) - 更新しましたー!続編お願いします (2016年10月5日 20時) (レス) id: 97c0d8cbf8 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - お願いしますー (2016年10月5日 19時) (レス) id: e483cc4c78 (このIDを非表示/違反報告)
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