第二百二十四話 『建前の罠』 ページ29
綾香side
「うひゃっ」
見上げると
僕を目掛けて 短剣の雨が降ってきた
さっきのあの子を撃った後の事である
そしてザクッと地面に刃が刺さる音
これに当たったらとっても痛そう
だがそれは僕を興奮させるのに打ってつけだ。
雨をかわした先に 屋根が見える
そこだけ曇り空が覗いていた。
...怪しいな〜
「やるね!」とあの子を見ると
もうあの子は居なかった
「あれれ??」
一度戦った子に逃げられそうになったように
あの子は居なくなってた
逃げた
突如現れた 光
頭上にあの子は居た
非常に単純な罠だね
「居った〜〜〜〜〜!!何処に居たのか心配しちゃったよぉぉ?」
直ぐに足を差しだし、引き金を引く。
銃弾が肩に貫通している
そして もう1つが胸にも
致命的かもね♪
__だが
あの子の動きは達者なもので
痛みを感じる前に 僕の足を容赦なく
えぐた
傷に傷が上がり、割けるかのような
痛みが襲う
「ひいッ」
油断していた僕に 悲痛な表情が及ぶ
先程とは比べ物にならない痛烈な痛み
でも、次の瞬間には笑ってしまっていた。
「ぷっ...はは、ははは!
あははは 痛ったい!!すごいね!!」
あの子を見ると、肩を抑えて
ぐったりしている様子にある
僕の銃が効いたのかなあ?
僕の方も痛い
痛い...痛いッ
しばらく速くは動けないだろう
手に、二丁銃が握られている
「僕はまだ余裕だから!ははっは」
腱が切れるような痛みを味わい、
渇いた唇をなめた
第二百二十五話 『目が覚めた少女』→←第二百二十三話 『現実は無慈悲』
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ネット依存狼少女(プロフ) - 終わりました (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3914cf26d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット依存狼少女(プロフ) - 整理してきますね (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3914cf26d6 (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - 海月さん» ……続編が必要なようです…… (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)
五木(プロフ) - 更新しましたー!続編お願いします (2016年10月5日 20時) (レス) id: 97c0d8cbf8 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - お願いしますー (2016年10月5日 19時) (レス) id: e483cc4c78 (このIDを非表示/違反報告)
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