第二百十七話 『義理は無いけれど』 ページ22
八雲side
『しおん、たすける』
『たすけ、ようきゅう』
「あなた方の主に、何かあったようですね。
私で良ければ、しおんさん?をお助けいたしましょうか?」
考えるより先に、口が動いた。
必が「お前はホンっとお人好しだよなぁ」と言った。お人好し、というより、お節介焼きの方が正しいと思うが。
彼らの声は木属性持ちしか聞こえない。だから他のみんなが不思議そうな顔をしてこっちを見ている。が関係ない。
『やくも、しおん、たすける?』
「はい。」
『しおん、たすける!やくも、こっち!』
私の周りをくるくる回っていた葉っぱや花弁がパッ、と舞い上がり、飛んでいく。追いかけていくと、黒い髪が腰まである少女が堕落者相手に戦っていた。
魔力を集中させる。何もない空間からバスターソードを2本生成し、目の前の堕落者を腕力と体重を掛けてバスターソードを振り落とす。
ぐしゃ、ぶちゃ。
水風船を割った時のように血が飛び散る。バスターソードと顔や体に血が模様を作る。
「君が、しおんさん?
彼らに頼まれたので、助太刀するよ。」
脚を踏ん張らせ、腕力に物を言わせて堕落者を叩き潰し、薙ぎ払う。
ぐしゃ、ばき、ごしゃ。
ぶちゃ、どちゃ、べきっ
バスターソードを振り上げ、落とす。
堕落者の肋骨が折れる音がし、口から血が滝のように溢れる。
しおんさん?の方も最後の堕落者を倒したらしい。
バスターソードを振ると、周りに血が飛び散る。
バスターソードを消し、しおんさん?の方へ振り返り、顔の血を拭って笑った。
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ネット依存狼少女(プロフ) - 終わりました (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3914cf26d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット依存狼少女(プロフ) - 整理してきますね (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3914cf26d6 (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - 海月さん» ……続編が必要なようです…… (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)
五木(プロフ) - 更新しましたー!続編お願いします (2016年10月5日 20時) (レス) id: 97c0d8cbf8 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - お願いしますー (2016年10月5日 19時) (レス) id: e483cc4c78 (このIDを非表示/違反報告)
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