【オリジナル企画小説】継承者5【二次募集開始】

第二百六話　『突然の･･････』 ページ11

なにもなかったはずの私の周りが突然木で埋め尽くされる。
目をこすっても、その光景は変わらない。
さっき「朝にした」と言っていたし、この人は時間操作ができるのだろうか。


「あ、そういえば」


「ん？ なんでしょう」


「自己紹介がまだでしたね。私は深奥と言います。天羽深奥」


「久崎志築です。宜しくお願いします。」


久崎さんはそう言ってお辞儀をする。


「宜しくお願いします」


私も慌ててそれに返す。




「グゥ･･･」


聞き覚えのある声。恐る恐る振り返ると、そこには堕落者がいた。
一匹ばかりではなく、かなりの数。


「っ！？ 久崎さん！」


「分かっています。」


私は、手に力を込めた。

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