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第百二話『お礼』 ページ6

八雲side



「ええい離さんか!」


「貴様が私を乗せるまで離さーん!!!」


「鬱陶しい!!離せッッ!!」


「断るーっ!!」


奴が鞍に手をかけ、左足をかけてきた瞬間に、


走り出した。


バランスが取れず、奴は落下。


しかし、奴の手はまだ鞍の紐を掴んでいる。


……どうなるかはお察しの通り。


で、上の会話へ戻る。


ウォン!!ウォン!!





「ぎゃああああ!!オオカミだああああ!!」


「た、助けてくれええええええええ!!」


「いやだ、やめろ、いやだ、やm…ぎゃあああああああああ!!」


阿鼻叫喚地獄絵図とは正にこの事。


逃げ惑う信者達を片っ端からオオカミたちは食っていく。


数分後、僅かな肉片を残して信者達は全員オオカミたちの胃袋へ直行していった。


おえ。


オオカミたちに案内されて仲間の元に辿り着いた。


皆元気そうだった。


ここ数ヶ月、彼らには会って居なかったからな。


すごく久しぶりだ。


お礼を言おうと思った肝心の悠は……爆睡していた。


仕方ない……


悠を背に乗せたら落ちそうになったので、結局全員乗せるはめになった。


ちょっと重い。


まあそれなり体力も回復しているし、この程度なら平気だ。


ちなみに鞍と轡は即効で破壊した。


二人には長い自分の髪の毛をにぎらせた。


帰ったら書物の話をしなきゃ。

第百三話 『皆』→←第百一話 『悠君の狼達、再び』



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ゼロ(プロフ) - その話は一旦おいときましょ、なにかあったらあったで、きっと対応があります(多分) (2016年9月18日 10時) (レス) id: 59a32107a0 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - ネット依存狼少女さん» プロフィールはあんまり荒らされないんですが、小説に載せた瞬間荒らされるんですよ……(遠い目) (2016年9月18日 10時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
ネット依存狼少女(プロフ) - あれ、でも私がダメとなると太宰さんや江戸川さんのキャラクターかなりアウトじゃ… (2016年9月18日 10時) (レス) id: fb9839b891 (このIDを非表示/違反報告)
ネット依存狼少女(プロフ) - うぁあ難しい…荒らしも理由を言って荒らしてくれれば良いのに…。取り敢えずゼロさんの言うように苦情を待ってみます。 (2016年9月18日 10時) (レス) id: fb9839b891 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - 『容姿のイメージは誰々さん』とかなら大丈夫ですが、性格を似せると大惨事になります。 (2016年9月18日 10時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 x他13人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年9月9日 16時

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