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第八十八話 『轟け』 ページ41

ザワ_

木々が共鳴する。
剣と銃の、相性の悪い二つが躍り狂っていた

加耶は自分より重い剣を、まるで腕のように
縦横無尽に操っている

「あっぶない!!もう、目を狙うなんて
反則だよ〜!」

僕が遠くから狙っても、追いかけてくる
「少しは、当たった筈ッ」

「あっ〜 油断してるよ、あはははははッ」


弾を二発食らわせた
僕は、少なくとも負けてはない

何故なら先に 加耶の胴体(からだ)に何発かの銃弾を食らわせていたからだ。

その代わり、僕は頬と左足を傷つけられていた


「スピードは落としたわ。後は、動き、だけ」


重厚な武器を降り下ろされる前に足に1発
直ぐに落下点を避けるが、左足に激痛が走る

「ひっすごいすごいすごい!!
電気が走ったみたい!!」

剣が土にのめり込み、泥が僕に飛んできた

(ヒヒィーン)


何処からから聞こえた馬の音と共に、
状況を立て直す。正面からの攻撃は不可能だ

「あれれ?何をしているの?」

振り返ると 相手が息を切らしていた。
僕と戦うの、疲れたのかな

面白くないよ

「え?え、疲れた?それとも痛いの?
やだなあ、そんな油断が命取りなんだよ?」

すると「違う。待っていたの。貴方が来れば、結末は決まるじゃない」

ふ〜ん、僕を近づける作戦かな
でも、そんなの大体の人が思い付くんだよね

血が、滴り落ちている

「ん?」

また何者かの気配を感じる。

マグナム二丁を握り直すと、轟音と共に
堕落者の群れが獲物を包んだ

「わーッ!!獲物がこんなにいっぱい!
あはは、楽しみっ...楽しみだよ!」


即座に堕落者達を撃っていく

すると加耶も堕落を凪ぎ払い始めた


「当たっても知らないから」

「それは僕の台詞だよ♪」

第八十九話 『ゆっくり、またゆっくりと…』→←第八十七話『威嚇』



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ねこうさぎ(プロフ) - しのっちさん» しのっちさん!続編できたそうなので更新してください! (2016年9月11日 13時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - しのっちさん» しのっちさん!続編できたそうなので更新してください! (2016年9月9日 20時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 大変長くお待たせしました。続編を製作しました。 (2016年9月9日 16時) (レス) id: e483cc4c78 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - 海月さん» 続編を作成してください。 (2016年9月9日 8時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ……お話がいっぱいだったようなので、続編ができるまで待機しておきます…… (2016年9月8日 23時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 x他14人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年9月3日 8時

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