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第八十四話 『知らない奴』 ページ37

怒りは意外と静まった。
心は結構落ち着いている。


日はもうすぐ暮れそう……夜になるな。
あいつは……永久はもう出かけたんだろうな。



1回深呼吸をしてアジトの中へ戻る。
なんか顔合わせずれぇが……いいか。




「……料理?」



中へ入ると早速目に入ったのが料理だった。
多分……真琴か?見た目は良くも悪くもないが……作ってくれだし食うか。

アジトには湊と真琴しか居なくて、永久はきっと虎のところに向かったんだろうと予測がついた。

俺はすぐさま料理を食べた。
なんとなく……永久のことがきになる。
なんか永久の所でおきてる気がする。
あいつが行くとろくなコトねぇからな。

きっと誰かと戦ってるんだろう。



「……真琴、ご馳走様。今度料理の作り方教えてやる。」


槍を片手に瞑想している真琴にいう。
真琴はこちらをチラッと見た。
槍を持ってる時点でこいつ戦いに行くなとか思ってんだろうけど。



「わりぃが、少し空ける。」



そう言ってアジトを出た。
目指すは永久の居場所。

志士の眼を使って辺りを探す。



「……いた。」




森の中へ入り永久の場所へまっすぐ進む。

..着くとそこには。

なんか吐血して倒れてる奴と足元縛られている綾崎 蓮と永久が居た。
なんだこの状況は……。


恐らく……吐血した奴が原因だろう。植物かなんかを使うのか?
綾崎蓮は戦う姿勢がねぇな……もしかして降伏してぇのか?



「リーダー!」

「鷹の王様..?」



二人がこちらを見て少し驚いている。


「あぁ。…………取り敢えずこいつどうする。」


この吐血した奴……どこのだ?
もう夜になるというのに。

待つより……起こす方が早いか。



「起きろ。」



俺は槍の反対部分で腹を叩いた。
魔力が切れて倒れたのか……こいつは。

第八十五話  『世の中クソだな』→←第八十三話『必然と雲海』



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ねこうさぎ(プロフ) - しのっちさん» しのっちさん!続編できたそうなので更新してください! (2016年9月11日 13時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - しのっちさん» しのっちさん!続編できたそうなので更新してください! (2016年9月9日 20時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 大変長くお待たせしました。続編を製作しました。 (2016年9月9日 16時) (レス) id: e483cc4c78 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - 海月さん» 続編を作成してください。 (2016年9月9日 8時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ……お話がいっぱいだったようなので、続編ができるまで待機しておきます…… (2016年9月8日 23時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 x他14人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年9月3日 8時

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