第七十三話 『迎え』 ページ26
悠__悠__
……?誰?
起きろ、悠__
?
もしかして、淳介様?
もう、次は何したの__?
緩く揺すられながら、悠君の意識はゆっくりと浮上した
目を開ければ、能力の反動で動けなくなった淳介様がすぐ近くに座っていて
悠君を揺すっていた
「あ、起きた」
「……淳介様、どうしたの?」
「あのなー、さっき思い出したんだけど、俺って志士の眼が使えたんだわ。それで、明音がこっち来てるっぽいぞー」
「明音様が?」
「おう!探しに来たのかもなー」
ふーん、と淳介様に生返事して
悠君見つける時にも使えば良かったのでは?と思ったが、そこは淳介様だからしょうがないかもしれない
「明音様が探しに来てるのなら、お迎えをしなきゃねー。お前達、迎えに行っておいでよ。明音様の匂い、覚えてるでしょ?」
お前達、と呼べば
比較的淳介様の近くにいた2匹の狼が反応し、すぐさま森の中に入って行った
明音様なら悠君の狼ってことが分かる筈だ
狼達に案内して貰えば、時間短縮にもなるし……
「淳介様、そういう事はもっと早く言ってね!」
「悪い、悠が基本的に指摘くれるから思い出すの遅れたんだ」
全く、淳介様は本当に大雑把なんだから……
明音様が来たら、悠君のこと褒めてくれるかしら__?
7人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「募集企画」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこうさぎ(プロフ) - しのっちさん» しのっちさん!続編できたそうなので更新してください! (2016年9月11日 13時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - しのっちさん» しのっちさん!続編できたそうなので更新してください! (2016年9月9日 20時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 大変長くお待たせしました。続編を製作しました。 (2016年9月9日 16時) (レス) id: e483cc4c78 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - 海月さん» 続編を作成してください。 (2016年9月9日 8時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ……お話がいっぱいだったようなので、続編ができるまで待機しておきます…… (2016年9月8日 23時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ