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第七十二話 『幼馴染み』 ページ25

アジトから吉敷殿が出て行った。

さて、僕もそろそろ動こうかな。

そう思い、日本刀を持ちアジトから出る。
その瞬間。

森の奥の方が焦げていることに気づいた。
誰かの戦の後だろうか...。
それにしては、大規模な破壊……。
英雄王の仕業だろう。


「すごい自然破壊だね……。誰か負けたのだろうか……。」


おそるおそる警戒しながら森の中に入ってく。
目指すは破壊されてる森の奥の方。

まだ人がいるかもしれない。






ずいぶん歩くと人の気配がしてきた。
木の上に登りその人の様子を伺う。


しかし、その人は僕が昔から知っている人だった。
周りには数十匹位の堕落者が倒れており、まだまだ堕落者は出続けていた。


まじまじとその人の戦いを見ようとしたが、あちらもこちらに気づいたのか。

「…誰だ、そこにいる奴。」



と声を発した。
あー、ばれてしまってかもしれないね。


「いいよ、出て来いよ。お前を殺しはしない。

こいつ等は別だけどな」




あっちは僕ということが分かってないんだろう。
久しぶりの幼馴染みだしね。



「よっと……!」


木の上からジャンプして降りる。
相手はこちらを見た。




「ははっ、久しぶりだね。廉殿。」



ニコッと笑ってみせる。
廉殿……僕の幼なじみ。
なるべく戦いたくはないけどね。



「桃弥……?」

「そうだよ。間堂桃弥さ。……廉殿は堕落者を倒していたのかい?」

「……あぁ、見ればわかんだろ。」



無数の堕落者達。
続々と出てくる。

これを一人で倒すのは大変……。



「……そうだ。取り引きしないかい、廉殿。僕はこの堕落者たちを倒すのを手伝う代わりに僕と一緒にこの世界を改革しよう。」


答えはNOだと思う。
でも廉殿が居てくれたらどれだけ安心か。
僕は彼の強さを知っている。

第七十三話 『迎え』→←第七十一話 『卑怯な質問』



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ねこうさぎ(プロフ) - しのっちさん» しのっちさん!続編できたそうなので更新してください! (2016年9月11日 13時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - しのっちさん» しのっちさん!続編できたそうなので更新してください! (2016年9月9日 20時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 大変長くお待たせしました。続編を製作しました。 (2016年9月9日 16時) (レス) id: e483cc4c78 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - 海月さん» 続編を作成してください。 (2016年9月9日 8時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ……お話がいっぱいだったようなので、続編ができるまで待機しておきます…… (2016年9月8日 23時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 x他14人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年9月3日 8時

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