第六十話『蜉蝣』休來珱琉side ページ10
武器を探してる最中、リーダーさん……闇空さんが、武器を持って窓から飛び降りた。
窓の外には黒くて大きな獣……のようなモノが見える。
あれと、戦う? 私が? 何の力を持ってるかも分からない、もっといえば私自身の戦闘能力なんてないだろうし、生活の中で発揮された事などただの一度も無い。
「嫌だ、怖い、絶対無理……!」
ギュッと蹲っていると、水瀬さんが私の頭に手を置いた。
「大丈夫だ、ココに来たなら何かしら力があるって事だ」
その言葉を聞くと、自然と安心した。
私にも、力がある……? どんな力があるかは分からないけど、どんな力でもないよりはいい。
震える足を一回叩いて立ち上がる。
戦わなきゃいけない、そうしなければ家に戻る事も出来なくなるかもしれない。
その時、持たれていた壁に自分の背丈程もある大きな鎌と、その鎌に藍色のローブがかかっていた。
「……こんな大きな鎌、どうやって使うのかな……」
そう思ったが、持ってみると意外と重くはなかった。軽く作ってあるのかと思いつつローブを着る。
ローブの中にはナイフが数本入っていた。こんなに武器があっても私には扱えそうに無いのだけれど……。
私は、大分遅れて闇空さんの後に続いた。
第六十一話『隼』破沼真賀流side→←第五十九話『蜉蝣』闇空玲玖
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジグ(プロフ) - 終わりました (2017年3月18日 17時) (レス) id: 551194a6cd (このIDを非表示/違反報告)
ジグ(プロフ) - 更新します (2017年3月18日 16時) (レス) id: 551194a6cd (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 終わりです (2017年3月18日 16時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 更新いきます (2017年3月18日 16時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
鯉城@メイドラのエルマ赤穂浪士で死亡(プロフ) - 終わりましたー、次の方どうぞ! 本当だ、順位上がってますね笑 (2017年3月18日 16時) (レス) id: 38080604d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:海月 x他8人 | 作者ホームページ:( ˇωˇ )
作成日時:2017年2月3日 22時