第八十七話『隼』破沼真賀流side ページ37
堕落者が札の上に前足を置いた瞬間に、札は盛大な爆発音を上げて大爆発を起こした。
上から拠点の物と思われる瓦礫が大量に降ってきて焦った。
砂埃と瓦礫の雨が収まると、拠点は半壊しており、堕落者がそこに倒れていた。
「うわぁ…すごい爆発…」
「まあ…拠点半壊ですんだんだし堕落者も倒せたから結果オーライだろ」
まあどちらにせよ修理しなくてはいけないだろう。
拠点のどこから手をつけようか考えてたその時、再び首筋に寒気が走った。
とっさに堕落者の方を見ると、堕落者に変化が起きていた。
体にぎっしりとはえていた体毛が全て抜け落ち、下からワニ等の爬虫類を連想させる甲殻が姿を現した。
さらにその体はメキメキと音を立てながら徐々に大きくなっていく。
「ちょっと待てや!こいつも進化すんのかよ!?」
とっさに堕落者の尻尾をつかんで力の限り外に放り出した。
外に出てみると、先程の堕落者は完全に別にものに進化していた。
体は紫の甲殻で覆われ、翼がはえ、体は12メートル程に成長し、2個あった目は融合して1個の巨眼になり、口からは長い牙がはえている。
その姿は『竜』そのものだった。
そしてその堕落者は大きく息を吸い込み、その口から…光線を吐き出した。
光線は俺たちの横をかすり、向こうの山に直撃、山一つを消し去った。
「「…いや、ちょっとまて。…こんなのどうやって倒すんだ?…」」
2人同時に呟いた。
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ジグ(プロフ) - 終わりました (2017年3月18日 17時) (レス) id: 551194a6cd (このIDを非表示/違反報告)
ジグ(プロフ) - 更新します (2017年3月18日 16時) (レス) id: 551194a6cd (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 終わりです (2017年3月18日 16時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 更新いきます (2017年3月18日 16時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
鯉城@メイドラのエルマ赤穂浪士で死亡(プロフ) - 終わりましたー、次の方どうぞ! 本当だ、順位上がってますね笑 (2017年3月18日 16時) (レス) id: 38080604d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 x他8人 | 作者ホームページ:( ˇωˇ )
作成日時:2017年2月3日 22時