第八十五話『隼』破沼真賀流side ページ35
獣型の堕落者は通常の堕落者よりはデカいがカマキリや蜻蛉、鮫等と比べれば圧倒的に小さい。中型というやつだろうか?
低い唸り声を上げて隙をうかがっている姿はまさに獣そのものだ。
「…ちょうどいい。切り刻んで鮫と一緒に鍋で煮込んでやんよ」
「あの黒いの堕落者だったの!?てかアンタなんてものいれてんのよ!?」
「おっと口が滑ったか…まあ結局俺が食ったんだし、そこそこうまかったんだから結果オーライだろ」
そうこうしていると堕落者が襲いかかってきた。
とっさによけて短刀で切りかかったが、皮膚が固すぎてあまりダメージを与えられなかった。
「…これ、切るよりぶん殴ったほうが効果ありそうだな…」
という訳でせっかく出てきた短刀は戦闘開始5分足らずでコートのポケットに戻ることとなった。
すると再び堕落者が襲いかかった。一気に壁まで突進して、その長い牙で拠点の壁を広範囲に渡って煎餅のようにボリボリと貪った。
「このやろう!せっかく修理したのになに壊してくれてんだ!修理する此方の見にもなれ!」
「ねぇ破沼!アンタ昼間のなんか真っ黒いの使えないの!?」
「狂神モードのことか!?お前軽く言うけどあれ結構しんどいんだぞ!?」
今日だけですでに3回目だし、そもそも吸収できる堕落者が今はいない。
「もうめんどくせぇのは無しだ!何とかしてあのやろうボコるぞ!」
とりあえず作戦が思い付かなかったので、一番簡単なとりあえずボコる作戦を使うことにした
第八十六話『隼』奥津城棗side→←第八十四話『隼』奥津城棗side
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジグ(プロフ) - 終わりました (2017年3月18日 17時) (レス) id: 551194a6cd (このIDを非表示/違反報告)
ジグ(プロフ) - 更新します (2017年3月18日 16時) (レス) id: 551194a6cd (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 終わりです (2017年3月18日 16時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 更新いきます (2017年3月18日 16時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
鯉城@メイドラのエルマ赤穂浪士で死亡(プロフ) - 終わりましたー、次の方どうぞ! 本当だ、順位上がってますね笑 (2017年3月18日 16時) (レス) id: 38080604d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:海月 x他8人 | 作者ホームページ:( ˇωˇ )
作成日時:2017年2月3日 22時