第八十二話『隼』光刹那side ページ32
「ほんとここどこ・・・・・・」
光刹那は相変わらず迷子である。途中、同じチームの英雄王に遭遇したが、彼はなにか見つけたように走り出し、どこかへ消えていった。そのとき刹那は、戦闘に巻き込まれるのが怖くて追いかけはしなかった。
どちらかというと、刹那の能力は逃走向きだ。弁慶の『七つ道具を生み出す能力』は攻撃向きではあるが`、いきなり使ったことのない武器を使えるはずがない。
そうなると、今頼りにできるのは義経の『相手が魔法陣を踏むと、超速く動ける能力』だ。もっとも、この『超速く』がどれぐらいのものか分からないが、いざ窮地にたたされたときにはとても役に立つのは確かだ。
ただ、不安な点もある。さっきこの高速能力を使ったが、刹那は移動中どうなっているのか認知できなかった。これはすなわち、相手の目でも追えないスピードではあるが、自分でもどこをどう動いているか分からないということだ。
さらに備考を進めていく。結局至った結論は逃げるだった。自分は戦闘には向かない。逃げる。
英雄王についていかなくて正解だった。
そう思ったのも束の間。
突如として堕落者が岩陰から襲いかかってきた。あまりに突然だったので抵抗もできず、堕落者が刹那に覆い被さるような形になった。
肩の辺りに爪が食い込む。
「くっ・・・・・・ぐぅ・・・・・・」
過去最大の痛みだった。
堕落者の首を抑え、牙の接近に必死で抵抗した。
だが抵抗するほど、爪が食い込み赤い血が流れる。
「私はまだ・・・・・・死ねない・・・・・・」
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ジグ(プロフ) - 終わりました (2017年3月18日 17時) (レス) id: 551194a6cd (このIDを非表示/違反報告)
ジグ(プロフ) - 更新します (2017年3月18日 16時) (レス) id: 551194a6cd (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 終わりです (2017年3月18日 16時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 更新いきます (2017年3月18日 16時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
鯉城@メイドラのエルマ赤穂浪士で死亡(プロフ) - 終わりましたー、次の方どうぞ! 本当だ、順位上がってますね笑 (2017年3月18日 16時) (レス) id: 38080604d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 x他8人 | 作者ホームページ:( ˇωˇ )
作成日時:2017年2月3日 22時