第七十二話『隼』破沼真賀流side ページ22
狂神モード…五右衛門からもらった力の一つで俺の今の切り札でもある。
本人いわく、使いすぎはよくないとのことだ。簡単に言えば、姿を持続できるのは最大で30分。使用後10分のインターバルが必要であり、解除すると手足に若干の痺れと、激しい頭痛と吐き気に襲われる。
元にカマキリを倒したあと、朝食にと食べてきたたい焼きをリリースしている。
『時間がねぇんだ。とっとと終わらせよう。』
先に動いたのは蜻蛉だった。突如羽を垂直に停止させ、そのまま滑空してきた。羽は徐々に鉄へと変化していく。
『そいつで殴りつけるってか…うらぁ!』
速度は早いが見切れないほどでもなかったため、接近してきたところを顔面に一発お見舞いしてやった。
「ヴヴヴヴヴヴヴ!?」
羽音なのか鳴き声なのかよく分からない気持ち悪い音を出して蜻蛉が吹っ飛んだ。
『まだ終わらんからなぁ!』
そのまま接近して蜻蛉にラッシュをお見舞いした。
蜻蛉はダメージが大きすぎたらしく全く反撃してこない。
『お別れだ!』
俺は大きく息を吸い込み、体内に溜まっていたエネルギーを一気に吐き出した。
吐き出されたエネルギーがブレスとなって蜻蛉を焼き付くし、そのまま向の方にあった山半分ほどを消し飛ばした。我ながら威力えげつない…。
多分今ので蜻蛉は四散したのだろう。上から足などが降ってきて気持ち悪かった。
『さて、次は…』
後ろを振り向くと、鮫型の堕落者がビビったのかいそいそと逃げ出そうとしていた。
『ふざけんなよ鮫やろう…ビビってんじゃねぇぞ!』
尻尾を鷲掴みにして逃げ出そうとする鮫を持ち上げ、そのまま地面に叩きつけた。
鮫はしばらくピチピチと跳ねていたがやがてピクリとも動かなくなった。
「…うぉえ。あー頭痛ぇー気持ち悪ぃ…」
それから頭痛と吐き気が収まる10分間は地獄だった。
収まってからなんとか砂漠を横切って森抜けて拠点をめざした。
しかし拠点に戻る途中の小高い丘のようなところで爆発音がした。
気になったので音がした方に向かっていくと、昼に堕落者の巣に送り込んでくれた天野永久と恐らくそのチームであろうやつらが2人、3体の堕落者と戦闘をしていた。
天野永久ともう一人の男は動きがなれている。
少し興味がわいたのでそのまま観戦することにした。
…まあ見つかって戦闘になったら…
…まあ、そのときはそのときはと言うことで…
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ジグ(プロフ) - 終わりました (2017年3月18日 17時) (レス) id: 551194a6cd (このIDを非表示/違反報告)
ジグ(プロフ) - 更新します (2017年3月18日 16時) (レス) id: 551194a6cd (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 終わりです (2017年3月18日 16時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - 更新いきます (2017年3月18日 16時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
鯉城@メイドラのエルマ赤穂浪士で死亡(プロフ) - 終わりましたー、次の方どうぞ! 本当だ、順位上がってますね笑 (2017年3月18日 16時) (レス) id: 38080604d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 x他8人 | 作者ホームページ:( ˇωˇ )
作成日時:2017年2月3日 22時