第二十四話 『隼』光刹那 ページ24
突如現れた男は瞬く間に堕落者を倒していったが、なぜか数匹の堕落者を残して、最後に「...後は自分で何とかしろ」と告げてどこかへ行ってしまった。
女の子にモテないな、きっと。そう思った。
そんなことはどうでもよくて、今対処すべきは堕落者だ。
さっきの戦いを見る限り、恐らくこの世界に来た人__英雄は法則だとかいうものを超越した力を使える。
きっと刹那も持っているはずだ。選ばれた英雄なのだから。
「はぁ!」
手を前に突き出す、すると地面に円が描かれていく。さらに模様が浮かびあがり、魔法陣が出来上がった。そして・・・・・・
何も起こらなかった。
「あれ?」
もう一度手を突き出す。また円が描かれていき・・・・・・。
繰り返すこと五回。六回目からは何も起こらなくなった。
迫る堕落者。描かれた魔法陣はそこにあるだけ。
やがて堕落者の足が魔法陣を踏みつけると、魔法陣は消えた。
攻撃してくれるわけでもなければ、踏んだときに爆発するようなトラップでもない。
一体この魔法陣は何なのだろう。
堕落者はもういつでも襲いかかれる場所にいる。無駄だろうが、いつでも走って逃げられるよう備えた。
堕落者が襲いかかるのと、刹那が足を踏み出すのは同時だった。
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
I’m(プロフ) - A (2019年10月5日 15時) (レス) id: 12d36b8d85 (このIDを非表示/違反報告)
鯉城@二航戦バンザイ(アローラの姿)(プロフ) - 作者様、お話が全て埋まってしまったので続編お願いします。 (2017年2月3日 20時) (レス) id: fb07d4ff14 (このIDを非表示/違反報告)
烏丸(プロフ) - 終わりました。 (2017年2月3日 18時) (レス) id: bf31fee5d1 (このIDを非表示/違反報告)
烏丸(プロフ) - 更新します。 (2017年2月3日 18時) (レス) id: bf31fee5d1 (このIDを非表示/違反報告)
鯉城@二航戦バンザイ(アローラの姿)(プロフ) - 終わりました (2017年2月3日 10時) (レス) id: e72c19c3f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:海月 x他9人 | 作者ホームページ:( ˇωˇ )
作成日時:2017年1月28日 10時