第二十話 『隼』破沼真賀流side ページ20
どのくらい時間がたったかわからないが、真賀流は突如聞こえてきた物音によって目を覚ました。
起きるとTVにルール説明らしき物が書かれていたためざっと読んで、机においてあった腕輪を装着する。
チームは『隼』らしい。
腕輪が一つなくなっている所を見るとさっき見た部屋のどちらかがもって行ったのだろう。
そしてそのままドアを開けて外に飛び出した。
さっき聞いた物音は、物音と言うよりうめき声に近い気がした。
どうしても正体が気になったので探索ついでに探して見ることにした。
ふと腕には装着した腕輪に目をやった。
ルールでは、参加者はリーダー核の英雄王とその他の英雄に別れているらしい。
「俺はどっちに入るのかね...?」
どうでもいいことだがそう思った。
そのまま歩き続けていると、向の方に人影が見えた。
5、6人くらいの集団だった。
しかし、近ずくにつれて真賀流はその集団全てが人では無いことを嫌でもしってしまった。
全員共通で真っ黒い体と角を持っている。
ルール説明にあった堕落者だ。
牙が口から競り出すくらい長い者。巨大な爪を持った者。四足歩行の豬の用な者。そして集団を率いているであろう腕が太く発達した者。
その全てが明らかに真賀流に殺意を放っていた。
「...うめき声の正体はてめぇらだったか」
言い終わるが早いか、真賀流は拳を構えた。
しかし、初めてあったこの生物相手に真賀流は大苦戦を強いられることとなった。
意識をもたないはずなのに連携が半端なくとれている。
豬が突進し、かわしたと思えば巨大爪が殴りかかってくる。紙一重でかわすがそこに牙が噛みついてきて、さらにデカい腕が雷を放ってきた。
「(やばい!)」
かわすことができず、とっさに右腕を前に突き出して閉まった。
あ、死んだこれ...
真賀流がそう思った瞬間、とんでもないことが起こったのだった。
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I’m(プロフ) - A (2019年10月5日 15時) (レス) id: 12d36b8d85 (このIDを非表示/違反報告)
鯉城@二航戦バンザイ(アローラの姿)(プロフ) - 作者様、お話が全て埋まってしまったので続編お願いします。 (2017年2月3日 20時) (レス) id: fb07d4ff14 (このIDを非表示/違反報告)
烏丸(プロフ) - 終わりました。 (2017年2月3日 18時) (レス) id: bf31fee5d1 (このIDを非表示/違反報告)
烏丸(プロフ) - 更新します。 (2017年2月3日 18時) (レス) id: bf31fee5d1 (このIDを非表示/違反報告)
鯉城@二航戦バンザイ(アローラの姿)(プロフ) - 終わりました (2017年2月3日 10時) (レス) id: e72c19c3f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 x他9人 | 作者ホームページ:( ˇωˇ )
作成日時:2017年1月28日 10時