秘め事 ページ8
―Silk side―
Aのお母さんもお姉ちゃんも驚くかな？
マサイ、ダホ、モトキがサプライズで来るとかさ。
Aには温泉のことも秘密。
マサイ達の飛行機も俺とAが乗る便より後の便にしてバレないようにした。
後で住所を聞いてサプライズ組がレンタカー借りたら登録してナビでAの実家へ
どちゃくそ明日が楽しみでヤバい！
「A？お願いあるんだけど･････」
「なぁに？」
「帰ってきたらちょっと兄貴と呑みたいから卵焼き作って！」
「晩酌するの？明日何時に出るの？」
「6時だけど？」
「じゃ、5時起きかな。私、起きれるかな。心配･････」
「ちゃんと起こすから問題ないし、Aが起きなきゃ話しにならん」
「あはは･････だよね。でも玉子ないからラーメン行ったら帰り道に買わないと」
「オッケー！だし巻きがいいな！」
Aが以前に作った卵焼きは味無くて
でも、キレイにくるくる巻いてあってふわふわだった。
「私、失敗するので」
「いや、そこ失敗しないので、だろ？よし、編集終わったー！さてとアップするか。もう少しだから準備しといて」
「はーい！やったー！ラーメン！」
子供みたいにはしゃぐ姿は俺の一つ上なんて思えないほどだ。
「なぁ、A？」
「んー？なぁに？」
「実家の住所教えて」
「んと、北海道･････」
「あははは！北海道はわかっとる」
「だよね！えっと◯◯市△△町54番地」
「は？短っ！」
「田舎だからかな･････簡単でしょ！え、住所なんで？」
「地図見たかったからね。どの辺かなって･････んー、なるほど。空港からは離れてるんだね」
よし、マサイに住所送った！オッケー！
Aは気付いてないし。
「１時間半くらいかな･････久々すぎて景色も忘れてる。寒いかな、もう雪降りそうだし」
「もう雪降るの？早くない？」
「降る時は10月とか11月には一回ドカッて降るよ。山だから冷えるし」
「気温と天気見ておくか･････あ、もしかしたら降るかもって予報かー！」
「あちゃー！コート持って行こうっと」
寒いけど
雪が降る中の露天風呂もいいねー！
心踊るとはまさにコレだろ？
めちゃくちゃワクワクするって！
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作者名：愛琉 | 作成日時：2020年2月14日 21時
