葛飾ラプソディー ページ41
―A side―
こち亀の葛飾ラプソディーをみんなで歌うことになったけど
歌詞･････なんだっけ？
とりあえずは手拍子手拍子！
ンダホ
「中川に浮かぶ夕陽をめがけて 小石を蹴ったら靴まで飛んで ジョギングしていた大工の頭領(かしら)に ガキのまんまだと笑われたのさー」
マサイ
「中央広場で子どもの手を引く 太ったあの子は初恋の人」
シルク
「ごんぱち池で渡したラブレター 今も持ってるとからかわれたよー」
モトキ
「何にもいいことなかったけど 葛飾 水元 流れる雲と ラプソディー口ずさみ 少し歩こうか」
ちょっと･････みんな上手すぎだよ！
隣のシルクの声なんて甘い甘い甘すぎるー！
シルク
「Aも一緒に！･････カラスが鳴くから もう日が暮れるね･････」
一緒に歌うなんて絶賛悶絶中で
息の根止まりそう･････ズキュン。
歌が終わるとみんなで拍手をして盛り上がりも最高潮！
「A、歌詞わからんかった？」
「あ、ごめんね･････」
歌詞わかってもシルクの声に酔って歌えないって。
モトキ
「Aちゃん、どうだった？」
「え･････」
ンダホ
「あまーいあまーいシルクに酔いしれた？」
「甘すぎて溶けそうになった･････ふぅ。危ない危ない」
「俺が？」
モトキ
「やっぱわかってない･････あれさシルク推しにはキュン死ってリプ凄かったよね！」
マサイ
「そうそう！歌うと甘い甘すぎる！ってね」
身体の激しい脱力感･････
持ったグラスさえも滑り落としそうで一旦置いた。
「どーしたん？」
「シルクの声が甘すぎて脱力感が･････」
「いやいや酒のせいでしょ？あんな一気したらそうなるって」
モトキ
「それにしても、あんな濃いハイボール飲んだのに全然普通なAちゃんって酒強いねー！」
マサイ
「確かに！全然変わらないねー」
「ハイボール･････大人味だった。ビールも苦いけどハイボールはもういらない」
ンダホ
「もしかしてビール苦いのにムリして飲んでるの？」
「一応、大人のたしなみとしてビールは頑張って飲んでる」
「えぇー！ビール苦手ならサワーとか酎ハイとかあるやん？もぉー！ムリして飲まないのっ！今日はもうアルコールはダメね」
モトキ
「やっぱ･････Aちゃんもズレてんだね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛琉 | 作成日時：2020年2月14日 21時
