ムチャぶり ページ37
突然のAのムチャ振りにメンバーがスルーする訳なんてない・・・・・餌に群がる動物園の猿かよ!
マサイ
「シルクさーん依頼入りました!・・・・・やれよ!」
ンダホ
「あっははは!やれやれ!リーダー!」
モトキ
「そうそう、シルク言ってるじゃん。夢を見させてあげましょう!ってさ」
「マジかよ!?ホントに言ってんの?」
A
「あ・・・・・みんな花火見よう?」
え・・・・・急に熱失ったん?
それとも俺に気使ったか?
ンダホ
「はーい、シルクが未完成人のラップやりまーす!」
こーいう時のダホはドSで手が付けられん。
A
「シルク?いいよ?やらなくて・・・・・」
心配そうに覗き込んでくるA。
「やるよ!Aが聞いてくれるんならね!ダホ?前サビ歌って」
ンダホ
「流石、男だね!よし・・・・・あれ・・・・・あははは!やばっ!歌詞とんだー!」
「おいっ!やる気あるか?マサイー!音源ある?」
マサイ
「貴様、あるに決まってんだろうが!いつでもいいぜ!」
A
「シルク・・・・・」
「Aの為にやるから・・・・・聞いて。マサイお願い」
酒もそこそこ呑んでるから噛まないでやれんのか心配。
マイクの代わりに持ったミルクティーのペットボトル。
めちゃくちゃショボい。
これで喜んでもらえんのか?ま、やるしかねぇ!
「Hey、Yo!
ワレワレは未完成人
月末へ時間ねえし
勇気 出して 誘い 再会
だけど 結果 すでに 敗退?
覚悟 決めて 君を 連れ出そう
見てろ マジで 夢を見せましょう
思うたびに更に会いたい
君と見たい花火大会!
3.2.1...Ready go」
言い終わった瞬間、ふわっとAの香りがして
気が付けば俺の胸に飛び込んできて・・・・・
「最高にカッコ良かった・・・・・ありがと」
「A・・・・・」
メンバーいるとわかってんのに俺もAの身体に腕を回し抱き締めた。
モトキ
「あー!羨ましい!リアルに抱き合ってるー!」
マサイ
「うぉーっ!目のやり場に困るだろーが!」
ンダホ
「Aちゃんがシルクより小さいから良かったねー!最近は女の子も身長高い子多いしね!あふふふふっ!」
A
「はっ!ごめんね・・・・・」
「あー・・・・・ううん」
パッと身体を離したAは真っ赤な顔して窓を見た。
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作者名:愛琉 | 作成日時:2020年2月14日 21時