車中トーク ページ18
「えぇー！個人チャンネルですか！ホント嬉しいです。ありがとうございます！」
「娘が親元離れていった寂しさからかな。娘と同世代の男の子に凄く惹かれてね。今の動画も大好きなんだけど、あの頃があって今なんだって思うのよ」
「大学行ったのに就職出来なかった娘をお許し下さい」
「仕方ないでしょ！でも、出来たじゃない？」
「え･････まだセブンだよ？」
「もぉー！シルクくんのお嫁さんに就職ね！」
「上手い！Aのお母さんすげぇな！」
盛り上がる車中。
Aと髪色がおんなじ･････おんなじ色に染めてるのか？
「もぉー！うちのお母さんおかしいよね。恥ずかしいわ」
いや･････Aも十分おかしいってwww
似た者親子なんかな。
「ねぇお姉ちゃんは？」
「お姉ちゃんはね･････今日Aが帰って来ることもシルクくんが来ることも知らないのよ！お姉ちゃんがどうなるのか楽しみー！」
「えぇー！お姉ちゃん知らないの？」
「お母さん、僕カメラ持って来てるので回してもいいですかね？絶対おもろいっ！」
「うふふ･････カメラいいよ！撮影してるとこ見たいわ」
「ありがとうございます。ちょっとカメラ用意しとこ」
「シルクもお母さんももう仲良しだね！」
「だってシルクくんホント可愛いしカッコいいし、しっかりしてるしね。Aと違って」
「もぉーお母さん！ひーどーい！」
「あははは！」
「シルクも笑わないの！もぉー！」
「今日も朝から天然炸裂してたじゃん。昔からならしゃーないね」
「Aは昔からおかしいのよ。勉強出来たけどどっか普通じゃなくてね。Aの友達が頭のお医者さん行けって言った時も納得しちゃったわ！」
「恥ずかしいからやめてよ･････」
「A、恥ずかしいことも出来ないことも苦手なことも全部知ってもらって結婚しないとね。仮面になっちゃうよ？だからお母さんの知ってるAをシルクくんに教えてあげないとね！」
「うぅ･････お腹痛くなってきた」
「あははは！大丈夫？」
「多分･････結婚が白紙になる」
「あのねー、俺がそんな簡単に白紙になんてする訳ねぇじゃん。Aの真面目なとこも頑張り屋さんなとこもちょっとおかしいとこも全部ひっくるめてAじゃん？一つでも欠けたらダメなんだよ？Aが好きなんだから」
「ヒューヒュー！愛されてるね！お母さんも安心したわ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛琉 | 作成日時：2020年2月14日 21時
