北海道 ページ17
モトキ
「時間間に合ったー!いやーホント、Aちゃんおもろいよね。まさに珍道中だったじゃん!」
空港に着いて荷物を運んでくれたモトキとマサイ。ンダホは鼻歌混じりで足取りも軽い。
「荷物ありがとー!ダホくん、運転お疲れ様ね」
ンダホ
「全然!楽しかったもん!」
マサイ
「シルク、お土産な!」
「えー・・・・・買わんよ?あははは!」
「ダメダメ。ちゃんと買うからね!みんなに買わないとダメだよ!送ってもらったし、荷物持ってもらったし・・・・・」
「わかってるって・・・・・ちゃんと買うから」
Aはまだ知らない・・・・・
コイツらが後から来る事を。
「じゃ、行ってくるわ!」
「みんな帰り道気をつけてね!行ってきます!」
マサイ
「おうっ!Aちゃんもな」
モトキ
「シルク、着いたら連絡ね」
ンダホ
「そうそう!心配だしね。ふふふ・・・・・」
おーいー!
その何か含んだような笑いやめんか!
ま・・・・・Aにはバレないと思うけど危なっかしいわ。
飛行機の中では朝早かったせいもあり、隣で睡魔と闘っていたA。
「俺も寝るからAも寝たら?」
「う・・・ん・・・・すぅ・・・・すぅ」
「え?早すぎん?」
束の間の仮眠で着いた新千歳空港。
久々の北海道の空気はやはり雪の予報が出てるだけあって寒かった。
「あ、いた!お母さーん!」
「A!おかえりー!・・・・・本当に本物のシルクくん?」
「はい!初めまして、一応本物です!」
「ね、握手して握手!」
「はい、いいですよ」
「ああ!ありがとう!今日はもう手洗わないわ」
「いやいや、洗って下さい!」
「ねぇお母さん、寒いよ・・・・・」
「ごめんごめん。早く乗って!」
送迎用の駐車スペースでAのお母さんは車から出て待っていてくれて会うとすぐに握手を求められた。
「迎えに来ていただいてすみません」
「いいのいいの!シルクくんが免許ないのは知ってるしね」
「そうなんですね・・・・・お母さんはいつ位から僕達のチャンネル見てるんですか?」
「Aが大学に行った後、うちの財務をパソコン管理することになってね。最初はパソコンなんて使えないからやらないでいたらお婿さんが色々教えてくれてね。私が最初に見たのはねシルクくんの個人チャンネル、ロードシルクよ!」
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作者名:愛琉 | 作成日時:2020年2月14日 21時