邪魔なんですけど。【Knmc】 (ページ6)

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刀也Side

高校生活初めての授業が終わりました

僕は迷うことなく後ろへ振り返るとAに

A「高校生活スタートダッシュから最悪だわ」

と言われた

まぁ、僕が守るから傷つくことはない、はずだから

なんて言えるはずもなく代わりに

『僕がついてるから大丈夫だよ』
と言うと

A「はい出ました、微塵も安心できない大丈夫」

と言われた

まぁ、守ってあげますので？

『どういたしまして』

Aはなんの話かわからないから混乱してるだろうな〜

案の定、Aは困惑の表情を浮かべている

何故この表情すらも可愛いのか。

A「はぁ、友達は作りたい、絶対に、」

と言う言葉を聞くと

『ふーん、頑張れ』

と、ついつい冷たい態度をとってしまうのに罪悪感を少し感じる

僕しか知らないAが他の人に知れ渡るのは嫌だが、

友達は作ってほしいので少し躊躇いながらも応援して教室を出る

出たら出たで何しようと思い学校をプラプラ歩く

途中でクラスメイトとすれ違うと名前を呼ばれた

誰かと思ったらその通りすがりのクラスメイトだった。

クラスメイト１「なぁなぁ、Aさんって可愛いよな、結構仲良いみたいだけどぶっちゃけどう言う関係なん？」

クラスメイト２「思ったAさんめっちゃ可愛かったわ。彼氏いんのかな、居なかったら告ろうかな」

これを言われた瞬間僕の中で怒りが込み上げてきた

迷惑かもしれないけど

これは僕の為だけどやはり行動に移してしまう

『Aは僕の大切な人なのでそんな気安く告ろうとだなんて言わないでください』

自分でも聞いたことないくらいの低い声が出てきた驚いた

こう言う時にあぁ、大好きなんだなと実感する