邪魔なんですけど。【Knmc】 (ページ14)

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ASide

刀也と隣同士で歩きながら食べるところを探す

キョロキョロしてると刀也が

刀也「A、あそこの中庭で食べる？」

天気もいいし、そこで食べよっかな

『いいじゃん、行こ』

へへ、久しぶりに刀也と食べれる、！！

嬉しさのあまり私が先行をとって進み、先にベンチに座る。

弁当を開けようとしてると刀也が密着して隣に座ってくる。

え？え？何この状況？

『な、なんで隣でこんなにくっついてくるのよ…』

動揺してしまう。

次に刀也が口を開け閉じた頃には私の顔は一瞬にして沸騰してるかのように熱くなった。

刀也「隣に座るのは一緒に食べるから、くっついてるのはわざとじゃないですよ？それにしてもA暖かいね」

体温が伝わってるのが恥ずかしい。

やっぱり刀也と一緒にいるとドキドキして調子が狂う。

ここまできたらいっそのこと甘えてしまいたい。

私の気持ちを伝えたい。

好きと言いたい。

ただ私たちは”ただの”幼馴染だ

きっと私はそれ以上の、それ以下に思われてない

だから今日もそっけなく返してしまう

『は、？』

刀也は少し下を向き考え事をしてるように見える。

私が幼馴染じゃなかったら、

ちゃんと1人の女性として意識してくれるのかな。

私、素直になれたのかな。