邪魔なんですけど。【Knmc】 (ページ13)

今日:14 hit、昨日:14 hit、合計:15,729 hit

11 ページ13

刀也Side

ルンルン気分で廊下を歩きながら弁当を食べるところを探す

『食べるところどこがいいでしょうね』

できれば2人っきりになれるところがいい。

でも初日だしな、どこがいけるのかな、、

A「んね」

と考えねがらふと横を見ると中庭にベンチがあるのを見かける。

あそこならちょうどいいのでは？

『A、あそこの中庭で食べる？』

僕がそう発言すると同時にちゃんと中庭の方を見てくれる

A「いいじゃん、行こ」

乗ってくれた、！！！

Aが先行を歩き僕がその後ろをついていく

ひと足先にAがベンチに座るのを見届けてから僕が隣に腰をおろす

A「な、なんで隣でこんなにくっついてくるのよ…」

僕が隣に座ると肩幅の問題でどう頑張ってもくっついてしまう。

まぁ、僕にとってはAに密着できる口実ができて助かるけど。

『隣に座るのは一緒に食べるから、くっついてるのはわざとじゃないですよ？それにしてもA暖かいね』

一瞬にして顔を真っ赤に染める。

かわいい。

A「は、？」

はぁ、僕が幼馴染じゃなければ、

これくらいのことでも

怒るんじゃなくて

少しは意識してくれるんじゃないかなといつも思ってしまう

僕には欠かせない関係。

なかったらただの他人な関係。

あってよかった関係なのに

たまに邪魔だと思ってしまう。