麻貴ちゃんだから、 (ページ16)

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A ｢ごめん、ほんまに。｣

麻貴｢大丈夫やで(笑)
久しぶりやったからちょっとびっくりしたけど。
サーヤもありがとな〜｣

A ｢サーヤさんもすみませんでした...。｣

サーヤ｢えっ、あ、いえいえ。私なんてなにも...てか、おふたり知り合いなんですね。｣

麻貴｢2人は初対面？｣

麻貴ちゃんのこの一言をきっかけに、なんの挨拶もしとらんことに気付いた。

A ｢あっ、えっと、櫻坂46っていうグループでアイドルやらせてもらってます。
倉咲Aです。
ご迷惑をおかけしてすみませんでした。｣

サーヤ｢あ...ラランドというコンビでお笑いやってます。サーヤです。｣(笑)

麻貴｢ぎこちないなあ｣(笑)

お互いにちょっと緊張してて、不思議な空気になったのを覚えてる。

そしたら、麻貴ちゃんが補足でサーヤさんに私のことを紹介してくれた。

麻貴｢実は妹やねん。あんま似とらんけど(笑)
んで、今は一緒にルームシェアしとる。
たまに過呼吸なるねんけど、割と本人も周りも慣れとるから今のは気にせんといたげて？｣

ただあとから聞いた話やと、麻貴ちゃんのアシストは情報が多すぎてサーヤさんの頭はパンクしそうになったらしい(笑)

そらそやろ。

そもそもサーヤさんは私の事なんて知らんかったやろうし。

とにかく、これが私とサーヤさんの出会い。

ほんまに情けないところを見せてもうた、と反省しとる。

今はサーヤさんともかなり距離が縮まって、家に遊びに行かせてもらうこともあるくらい。

でも、この時のことを思うとなんで私なんかと仲良くしてくれんねやろ、と不思議に思う。