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くちづけ五つ ページ6

貴「さて、此処ですか」


残党の割に、なかなか大きな拠点
これは一苦労だと、溜め息をついた


(こう、爆弾でドッカーンって、出来ないもんなぁ)


首領曰く火力機器が多いそうで
そんなことをしたら、暴発すると
あら、危ない

そんな呑気なことを考えながら、堂々と目の前の扉を開けた


貴「皆様、ごきげんよう」

「っな!?ポートマフィア!?」

貴「あら、ご存知ですの?私のことを」


どうやら、面識があったようで


(血の気がひいてますけど?)

貴「まあ、貴方がたが私を知ってようが知るまいが、何も変わりませんけれど」


そう言って私は脚につけたホルスターから拳銃を取り出した
唇の端を吊り上げて、言い放つ


貴「異能力──【時の刻印】」

その瞬間動きが止まる男達
正確には止まったのではなく、時間軸が遅くなっただけなのだけれど
現実的には凄まじい速さで、私自身は鼻歌でも歌うようにゆったりとした感覚で
男達を肉塊と血溜まりにした


貴「ふう、終わっちゃいました」

(さっさと戻りましょう)


そう、背中を向けたその時


ドォン


背中から腹を貫いた衝撃
肉の焼ける臭いが鼻を掠めた


貴「………え?」
















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(プロフ) - わぁ、前に読ませて頂いて(泣いた)忘れられなかった作品にまた出会えました!!この作品大好きです。 (2020年3月11日 6時) (レス) id: 001cac99b9 (このIDを非表示/違反報告)
KAZUKI(プロフ) - 電車で読んじゃいけないやつだった(泣) (2018年12月16日 13時) (レス) id: ccd6d3c3c5 (このIDを非表示/違反報告)
きー - 感動しました。もうボロ泣きです。ありがとうございます! (2017年12月13日 0時) (レス) id: ea7bbfad76 (このIDを非表示/違反報告)
Asora(プロフ) - もう大号泣です。うわああああ(´;ω;`) 昔にも見たんですけど、やっぱりこの小説大好きです。他の作品も頑張って下さい。 (2017年7月28日 22時) (レス) id: 32969ac174 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月華(プロフ) - 祀さん» 有難う御座います。こんなに感想を頂けれるなんて……!!!凄く嬉しいです。どんどん泣いてください。其れほどに入り込んで頂けれるなんてとても光栄です。有難う御座います。 (2017年5月6日 19時) (レス) id: 70f2eb3a84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼月華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/01g/  
作成日時:2017年1月1日 22時

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