くちづけ二十と四つ ページ28
貴「もう、面倒臭いわね」
ひょいっと避ければ、次の攻撃が上からきた
中々良い動き
流石太宰さん
………指導はえげつないけれど
かつての訓練を思い出して、げんなりする
だって、異能力使えないんだもん
中也に体術を教えてくれって泣きついたのは、其のせいだったわね
そんなことを考えながら攻撃を避けていると、するりと黒獣が手足に巻き付いた
先程と同じく壁に拘束される
芥「そんなものか?先程の言葉は嘘───」
貴「な分けないでしょ」
フッと仕込み針を口から吹き飛ばす
小さいけれど、ツボや目などに当たれば、効果はある
針は芥川の足の付け根に当たり、芥川はその場に崩れ落ちた
貴「足に力が入らないでしょう?」
さっさと羅生門の拘束を解き、芥川の背後に回る
はっとした芥川が身を捩るが、そんなものは意味がなく、難なく私は芥川の首筋にナイフを突きつけていた
芥「っ…………」
貴「さあ、終わり。そろそろ彼奴が起きるわ」
ナイフを仕舞い、背を向ける
と、思い直してもう一度芥川に向き直る
貴「針を抜くのを忘れてたわ。此れ、押し込むと切開しか取り出す方法ないから。適当に取ったら駄目よ?」
そう言って、丁寧に針を取り除いてやった
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澪(プロフ) - わぁ、前に読ませて頂いて(泣いた)忘れられなかった作品にまた出会えました!!この作品大好きです。 (2020年3月11日 6時) (レス) id: 001cac99b9 (このIDを非表示/違反報告)
KAZUKI(プロフ) - 電車で読んじゃいけないやつだった(泣) (2018年12月16日 13時) (レス) id: ccd6d3c3c5 (このIDを非表示/違反報告)
きー - 感動しました。もうボロ泣きです。ありがとうございます! (2017年12月13日 0時) (レス) id: ea7bbfad76 (このIDを非表示/違反報告)
Asora(プロフ) - もう大号泣です。うわああああ(´;ω;`) 昔にも見たんですけど、やっぱりこの小説大好きです。他の作品も頑張って下さい。 (2017年7月28日 22時) (レス) id: 32969ac174 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月華(プロフ) - 祀さん» 有難う御座います。こんなに感想を頂けれるなんて……!!!凄く嬉しいです。どんどん泣いてください。其れほどに入り込んで頂けれるなんてとても光栄です。有難う御座います。 (2017年5月6日 19時) (レス) id: 70f2eb3a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼月華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/01g/
作成日時:2017年1月1日 22時