毒舌度３１７％ ページ43
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皆から昨日の話を聞いた私は教室を飛び出し、本校舎からE組に繋がる坂を全力疾走していた。現在手ぶらで普段から訓練で鍛えている私からすると、最早坂を下る事位どうってことない。約1キロもある坂を数分で駆け下り、私は本校舎の校門に着いた。
それなりに乱れた息を整えつつ、校門を見上げる。大きな校門にはやはり立派な鍵がついており、多分力じゃ開けれない。私は何歩か下がって助走し、ガッと校門に足を駆け乗り越える。スカートの裾？ 女子力？ 何ですかそれ。
昇降口に入り、勝手に上履きを拝借。多分欠席者の誰かのだし、後で返せば問題ないよ。
3年の教室は確か4階。2段抜かしで駆け上がればすぐだ。たった今1時間目の授業がが終わったのか、廊下や階段にも先生や生徒がうろちょろしている。その所為で、私も妙な視線を感じつつあるが、それに構わず私は3年A組の教室前まで走った。
すぅっと息を吸い込み、私は派手な音を立てA組のドアを開いた。
『生徒会長、浅野学秀は居るかぁ!!』
ノックも無しにドアを開け切り、教室に関わらず、隣の教室にまで聞こえそうな声をだす。元演劇部の私の声は、自分で言うのもなんだけどよく響く。お陰で一斉に注目を集めることが出来た。その中には驚愕した竹林君の姿も。
「A、さん……。ど、どうして……」
『やっほ、竹林君。大丈夫、君を責めに来たわけじゃない。……学秀出して』
「――E組の兵藤だ」
「――学年トップクラスだったのに、また理事長や浅野の誘い蹴ったらしいぜ」
「――今更浅野君に何の用事？」
「――つか、何でアイツはE組に行ったんだっけ？」
「――知らない。理事長室で何かやったんじゃない？」
『……』
教室のアチコチからそんな声が聞こえてくる。勝手な事を言ってる奴らに言い返したいが、生憎私の用事は学秀だ。余計な事に時間を割くワケにはいかない。
ぐるっと見渡すと、教卓の真ん前の席で片手で頭を押さえ、深々と溜め息を吐いてる幼馴染の姿が。私がもう一度学秀。と呼ぶと、渋々と行った風にこっちに来た。
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葵(プロフ) - ルラさん» ありがとうございます！ いつ惚れてくれて構いませんよ？？？← (2018年9月7日 19時) (
レス) id: eeb8e01c6f (このIDを非表示/違反報告)
ルラ - 兵藤さんかっこいい！ マジで好き (2018年9月7日 18時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 絢香さん» ツンデレちゃん事真姫ちゃんですね！作者の推しです← (2018年1月2日 21時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
絢香 - 夢主ちゃんとラブライブ!の推しが同じだあぁ！←で？ (2018年1月2日 18時) (レス) id: b666019ed3 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハ(プロフ) - うおおぉぉぉ三卍 °д°)卍早く読みてぇ!!葵様頑張ってくださぁあい!!ずっと待ってまぁあす!! (2017年8月10日 7時) (レス) id: f8c50b7c64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時：2015年11月23日 17時
