毒舌度３０７％ ページ33
「っはい！ Aさんバンザイッ！」
急遽殺せんせーに人影のないとこに連れてこられた私はそんな命令を受けていた。何をされるのかイマイチ分からないままバンザーイと両手を上げる。
殺せんせーはヌルフフフと笑いながらささっと動く。
『……ん』
次に目を開き私は自分の姿を見て唖然とする。自慢気な殺せんせーと自分の姿を何度も見比べてやっと口を動かした。
『……何してんねんッ!!!!!』
半袖パーカーに短パンと言ったラフな格好をしていた筈の私は、昼頃見た赤い浴衣姿に変えられていた。ヤケに首元がスースーすると思ったら綺麗にまとめられている。
馬鹿じゃないの!? 位しか言う言葉が見つからず、私はその場でキョドってしまう。浴衣なんて数年ぶりに着たモノだから違和感しかない。
「さぁ皆さんのところに行きますよ！」
『え、無理無理！ なんか嫌だ!!』
「ご安心を！ もう磯貝君と倉橋さんも来ているので!!」
『なら許す』
殺せんせーのその言葉を聞き私は走り出そうとするが……浴衣に下駄……つまり走りにくいと言う事を忘れており、そのまま顔から転けそうになった。勿論殺せんせーが慌てて支えてくれたが。
私はありがと。と言って走るのはやめ、競歩にしようとするが、それでもこけっとつまずいた。今度は自力で態勢を立て直す。
「Aさん……今日は静かに過ごしましょうね？」
『……うん』
流石に何度も転けそうになるのを見てか、呆れた様にそう言われた。これに関しては私も言い返す言葉が無かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 298人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵(プロフ) - ルラさん» ありがとうございます！ いつ惚れてくれて構いませんよ？？？← (2018年9月7日 19時) (
レス) id: eeb8e01c6f (このIDを非表示/違反報告)
ルラ - 兵藤さんかっこいい！ マジで好き (2018年9月7日 18時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 絢香さん» ツンデレちゃん事真姫ちゃんですね！作者の推しです← (2018年1月2日 21時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
絢香 - 夢主ちゃんとラブライブ!の推しが同じだあぁ！←で？ (2018年1月2日 18時) (レス) id: b666019ed3 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハ(プロフ) - うおおぉぉぉ三卍 °д°)卍早く読みてぇ!!葵様頑張ってくださぁあい!!ずっと待ってまぁあす!! (2017年8月10日 7時) (レス) id: f8c50b7c64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時：2015年11月23日 17時
