毒舌度２２９％ 引率の時間 ページ1
「さて、君らになるべく普段着のまま来させたのにも理由がある。入口の厳しいチェックさえ抜けてしまえばここからは客のフリができるのだ」
こんなホテルに中学生の団体客なんているのか？ と聞く菅谷。烏間先生曰く金持ちのボンボンが結構いるらしい。あぁ、うん。私が苦手なタイプの奴ね。
「そう。だから君たちもそんな輩になったつもりで、世の中をナメてる感じで歩いてみましょう」
殺せんせーの言葉で一瞬頭を捻るが、カルマにAが一番得意な表情。と補足され、ゲス顔だと理解する。人を見下す時の感じっすね、任せろ。
「ただし我々も敵の顔を知りません。敵もまた客のフリで襲ってくるかもしれない。充分に警戒して進みましょう」
「「「……はい！」」」
ーー…
しばらく長い廊下を歩いていくが、烏間先生の言う通り、すれ違った人とは声を掛ける事は愚か、視線すら合いもしない。お陰様でアッサリと３階の大広間に到着する。
まぁ烏間先生が前に居るから大丈夫だろうな、なんて考えながら着いていくと、楽勝じゃねぇか。と寺坂達が烏間先生を追い抜いた。
『何なの、あの単細胞……』
救えない者を見る目で寺坂を睨むと、再び前方からおじさんがやってきた。先程すれ違った人達と同様、私達とは反対方向を向いて歩いてくる。……なのに、何故か口笛を吹いていた。
何か良い事でもあったのか？ ギャンブルか？ なんて私が考えた所で、その思考を吹き飛ばす様に優月ちゃんが声を張り上げた。
「寺坂君！ そいつ危ない!!」
優月ちゃんの言葉が理解できず、その場で留まらず走る寺坂。そのおじさんは既に目前。
私があ……。と声を発した時には、烏間先生が飛び出し、寺坂と吉田を後ろに押し退けていた。謎の煙で視界が奪われる。
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ユウ - 面白い！！！！！！！！！ (2017年6月28日 17時) (
レス) id: f50bbbd9e0 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 面白かったです！あと、パスコード教えてください！！ (2017年4月5日 7時) (レス) id: dbce99b8ad (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - サヤさん» ありがと！ 今回可愛い夢主ちゃんいたかな……？ なんで私！？ヤダ。私は愛でられるより愛でたい派 (2017年3月18日 16時) (レス) id: 014c775145 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 訂正おめでとう！も､夢主ちゃんが可愛すぎるよ!!メデて良い?!メデて良い?!あおちゃんをメデて良い?! (2017年3月18日 16時) (レス) id: fd9cf3b3b1 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - いえいえ。大丈夫です( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ (2016年5月22日 21時) (レス) id: c9f2761103 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時：2015年11月7日 21時
