【赤羽 業】毒舌少女は元A組!!part6

毒舌度２２１％ ページ16

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「死んだ……先生もう死にました……。あんなの知られてもう生きていけません……」


　そんな事をブツブツと言いながら、椅子でグッタリしている殺せんせー。三村達が作り上げた映画の効力は凄かった。


『て言うか死んだんじゃねぇのかよ。勝手に生存しやがって……地球外生命体なんて望まれてないんだよ、人類に必要なのは金だからな？』

「やめろA！ これ以上殺せんせーを傷付けるな！」

「そうよ！ メンタル抉られた時にアンタの罵倒の効力は計り知れないんだから！」


　まだまだ語ろうとしたところで委員長と莉桜ちゃんに必死に止められる。……え？ メンタル抉っちゃ駄目なの？


「さて、秘蔵映像にお付き合い頂いたが……何かお気付きでないだろうか、殺せんせー？」


　三村がナレーションと被せてそう聞くと、殺せんせーがノロノロと首？ を動かした。





　チャプチャプと水の音。膨らむ殺せんせーの触手。

　殺せんせーは自分の置かれた環境に気付いたらしいが、もう遅い。


「俺らまだなんにもしてねぇぜ？ 誰かが小屋の支柱を短くでもしたんだろ」

「船に酔って恥ずかしい思いして海水吸って……大分動きが鈍って来たよね」

「さあ本番だ。約束だ。避けんなよ」

『殺せんせーは約束破ったり……しないよねぇ？』


　最後の最後まで挑発は怠るべからず。これ私のポリシーのウチの一つです。覚悟と共に、私達8人は銃を構える。

　……大丈夫、大丈夫。不器用だけど……動かない標的なら外さない……と信じてる。





　＿＿＿＿っパン！ と言う軽い音から、暗殺が始まった。

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