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毒舌度200% ページ42







「……A」

『何?』


 俺が声を掛けると止まるが、数歩前を歩いていたAは振り返らない。俺はAの背中を見ながら言葉を選ぶ。





「……あの」

『カルマ』


 俺の言葉を遮る様に、Aがちょっと声を張り上げた。そんなに聞きたくないの……?





『……黙ってて、ごめんね……?』

「は……?」

『賭けの事、黙っててごめん。……あそこまで、心配されるなんて思ってなくて……』


 あそこまで。の意味はわからないが、恐らく俺が居なかった時にでも皆が詰め寄ったんだろうな。と簡単に予想出来る。

 なら、俺があんまり強く言う必要ないかな……?


『……ホントごめん。心配して欲しくなくて……』

「……うん」

『……絶対、勝てると思ってたし……それに、負けても良かった』


 Aの言葉に耳を疑う。……負けても良かった……?


『……E組の方が楽しいよ。でも途中から編入して来た私が、暗殺参加して良いのかなって……。誰か、必死に止めてくれるかなって……ちょっと、気になっちゃって……』


 馬鹿だよね。と乾いた笑いを浮かべるAに我慢が出来ず、俺はAの肩を掴み。自分の方に向けた。予想通り、Aは今にも泣きそうな目をして、無理矢理笑っていた。





『……やっぱり、怖いんだよ。居場所を否定されたくないんだよ……! 部活も、そうだった……。ただ、皆より舞台に立つ回数多いからって……邪魔って……先輩が……!!』


 遂に耐え切れなくなったのか、握りこぶしを作り、ポロポロと大粒の涙を零し始めたA。





『でも、その先輩、もう引退したって……。ひょっとして、E組よりも、ちゃんと居場所が出来るんじゃないかって……!!』

「ッ……馬鹿!!」


 Aがこれ以上何か言う前にと、俺はAを正面から抱き寄せた。

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業   
作品ジャンル:ラブコメ
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(プロフ) - 立花 花泣さん» コメントありがとうございます!わざわざ一気読みとは……! そう言って貰え嬉しく思います!次も早めに効果出来るように頑張ります!! (2017年2月21日 18時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
立花 花泣 - すっごくすっごくおもしろいです!part5まで一気読みしてしまいましたwカルマくんと夢主ちゃんのやりとりも大好きです!part6の修正が終わるも楽しみに待っています、これからもがんばって下さい! (2017年2月21日 17時) (レス) id: a10039e702 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 音色さん» 閲覧、感想ありがとうございます!そう言って貰えて光栄です。part6以降ですが、只今訂正中の為公開が出来ません。なるべく急ぎますので、お待ち頂けると幸いです。説明不足で申し訳ございません。 (2017年1月30日 20時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
音色 - 最近いっきよみしてますっ!とっても面白いでっす!ところでお願いがあるんですけどpart6のパスワードって何か教えてくれませんか?すみません。お願いします! (2017年1月30日 16時) (レス) id: 1114661b39 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - サヤさん» ありがとう!前原はイケメンなんだよ、多分きっと(( (2017年1月29日 23時) (レス) id: 014c775145 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年10月26日 18時

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