番外編4 ページ20
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何ですか？ と不機嫌そうに顔を顰める彼女。俺を先輩だと思ったのか敬語を使ってるものの、その態度は無躾に等しい。
「……そっち、体育館じゃないよ？」
『見ればわかりますけど』
「じゃあ何処行くの？」
『……校長先生の対して有り難くもないお小言聞きに入学式出ろと？』
申し訳ないけどサボります。と言い切った彼女はそのまま踵を返す。
「……俺も、サボリなんだけど……」
人混みの所為で聞き取れないかと思ったが、彼女はパッと振り向き、首を傾げた。
『……同級生？』
「君が1年ならね」
『マジか。デカいから先輩だと思ったじゃんか』
「男子だとこんなもんじゃない？ 多分君がチビなんだよ」
『あ”？』
“チビ”って単語に過剰に反応し、不機嫌そうに眉を釣り上げる彼女。初対面でそれはあんまりじゃない？ 俺も人の事言えないと思うけど。
『……っはぁー……で？ 君もサボりなワケ？』
「うん。君と全く同じ理由でね」
『ふーん……。この進学校でそんな奴居るなんてなぁ……』
それはこっちのセリフ。と言おうとしたところで始業を告げるチャイムが。周りを見渡すと、確かに人影は見えない。
『赤髪君、サボろうよ？』
先程までの警戒心はどこへやら。彼女は楽しそうな笑みを浮かべて誘ってきた為、俺の口元も緩む。それを隠すように首を縦に振った。
＿＿＿＿＿
何処に行く？ と言う当然の問いに対して、彼女は一応合流しやすい様に体育館付近。と言い、体育館近くの中庭で俺達は隣り合う様に座っていた。
こんな晴々してる日に皆湿っぽいトコに行くなんて馬鹿だねぇ。と呟く彼女の言葉を聞きながら、俺は先程の疑問をぶつける事に。
「そういや、何でさっきあんなに叫んでたのさ」
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葵(プロフ) - 立花 花泣さん» コメントありがとうございます！わざわざ一気読みとは……！ そう言って貰え嬉しく思います！次も早めに効果出来るように頑張ります！！ (2017年2月21日 18時) (
レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
立花 花泣 - すっごくすっごくおもしろいです！part5まで一気読みしてしまいましたｗカルマくんと夢主ちゃんのやりとりも大好きです！part6の修正が終わるも楽しみに待っています、これからもがんばって下さい！ (2017年2月21日 17時) (レス) id: a10039e702 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 音色さん» 閲覧、感想ありがとうございます！そう言って貰えて光栄です。part6以降ですが、只今訂正中の為公開が出来ません。なるべく急ぎますので、お待ち頂けると幸いです。説明不足で申し訳ございません。 (2017年1月30日 20時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
音色 - 最近いっきよみしてますっ！とっても面白いでっす！ところでお願いがあるんですけどpart6のパスワードって何か教えてくれませんか？すみません。お願いします！ (2017年1月30日 16時) (レス) id: 1114661b39 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - サヤさん» ありがとう！前原はイケメンなんだよ、多分きっと(( (2017年1月29日 23時) (レス) id: 014c775145 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作成日時：2015年10月26日 18時
