【赤羽 業】毒舌少女は元A組!!part5

毒舌度１８７％ ページ29

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「いいえ、先生あの時は総合点ばかり気にしていました。生徒それぞれに合うような目標を立てるべきです。
　そこで今回はこの暗殺教室にぴったりの目標を設定しました!!」


　lucky chanceと書いてある単語帳を口にくわえてる殺せんせー。私の心底どうでもよさそうな顔には気付いてないらしい。


「さて、前にシロさんが言った通り、先生は触手を失うと動きが落ちます」


　そう言いながら殺せんせーは自ら触手を撃ち落とした。落とされた触手は相変わらずビチビチと動いていて気持ち悪い。


「ご覧なさい。すべての分身が維持できず子供の分身が混ざってしまった」

「「「(((分身ってそういう減り方するもんだっけ!?)))」」」


　言われた通り、何故か私の目の前の殺せんせーが小さくなり、そこらを走り回っていた。ショタが好きな私だが、正直イラッとするのは小さくなっても殺せんせーだからだろう。


「更に１本……。ご覧なさい、子供分身がさらに増え、親分身が家計のやりくりに苦しんでます」


　なんだか全く関係なさそうな話を始めようとしてる殺せんせー。私は遮る様に大きく溜息を付いた。


『まぁ殺せんせーが金に困ってもどうでも良いけどね。それより暑いからアイス食べたいんだけど。ハーゲンダッツが恋しい』

「どう……!? 先生がお金に困ったらハーゲンダッツも買えませんよ!?」

『あら。それは大変ですね。んじゃ私の分のハーゲンダッツ代あれば良いわ』

「何故そうなったのですか!?」


　ハーゲンダッツって値段の割に小さいよね。だから自分では中々買わないんだけど、人が買ってくれると言うのであれば遠慮なく貰います。あのチョコのバーの奴が食べたいなぁ。

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