【赤羽 業】毒舌少女は元A組!!part2

毒舌度４０％　転校生の時間 ページ1

ーー…





修学旅行が終わり、通常(?)授業に戻るかと思うと体が重い。

暗殺は楽しいけど(まだマトモにやってないが)やはり授業は怠い。

おまけにあの坂だ。登る気失せるよね。





そんな文句しか出てこないのに、私がこの時間………つまり、皆と同じ登校時間にわざわざ学校に向かってるのには、ワケがある。





昨日、烏間先生からメールが届いたのだ。

内容は転校生が来るとのこと。

………これ聞いたらもう行くしかないでしょ。






烏間先生からのメールの画面を、何度も何度も確認する。

烏間先生、気が利いて写真添付したりしてくれないかなぁ……。なんて期待を込めながら、私は通学路をノロノロと歩く。





「おい。歩きながらスマホを弄るな。危ないだろ」

『どぅえっふ』


すると、いきなり後頭部をド突かれた。

そこまで痛くないとは言え、急だった為、変な声が出る。女子力の欠片もないな…。

取り敢えず批判の抗議をしようと思い、私は後ろを振り返る。

後ろには、偉そうに腕組みをし、私を見下す幼馴染の姿があった。





『………痛かったんだけど』

「A、お前は邪魔だった」

『通学路歩いてて邪魔って何』

「そのままの意味だ」


私の抗議も無視し、自分の意見を貫くのは、椚ヶ丘中学の生徒会長。

そして腐れ縁とも言える私の幼馴染………学秀だった。





『朝一で学秀の顔って…』

「何か問題でも?」

『イケメンだけどね、見飽きたよ』

「まぁそれなりに顔を合わせていたからな。それに、お前に言われても嬉しくない」

『私がブスだからだよね。知ってる』

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