毒舌度42% ページ3
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『渚くぅん!!結婚しよおおお!!!!!』
「え?ぅわあっ!?!?」
私は渚に後ろから抱き着いた。
当然驚く渚。
「ぁ………Aさん………」
『んん〜っ、可愛すぎる!!知り合いのクズとは雲泥の差!!私渚たんと結婚するーーーっ!!』
「やめて!!!道行く人が変な目で見てるからやめて!!!!!」
渚は必死にそう叫び、私を引き剥がそうとする。
照れたのか?可愛いな。
………………いや、まぁ、退かせてないけどね。
私の方が腕の力あるんですね。
やっぱり渚結婚しようよ。この力で一生守ってあげるからさ。
何となく渚の背中に顔を埋めると、グイっと首根っこを引っ張られる。
『ふぁぁ!?』
「やめてやれ。渚が必死だ」
『誰やねーんっ!!私のスイートタイム邪魔したのはーっ!!!………………って杉野かーいっ!!!期待して損した!!!』
「朝から元気だな、Aは」
私のノリツッコミを無視し、苦笑いをこぼすのは杉野だった。
うん。渚君で充電できたからそこそこ元気です。
『だからさ、手、離そ?』
「え?あ、あぁ悪ぃな」
そう。杉野は渚から私を引き離し、そのまま私の襟を掴んでいた。
お陰で若干足が浮いてましたね。カッコ悪いわー。
パッと手を離され転けそうになるが、すぐさまバランスを立て直す。
『全く………何で邪魔すんの!?』
そして私は改めて杉野を睨む。
「え?………渚、俺なんかヤバい事した?」
「ちっとも。むしろ助けてくれてありがとう」
「おう。なら良いや」
何でそこで結託しちゃうの、ねぇ。
「Aー。学校行こうぜー」
『そして何事もなかったかの様に声を掛けるのか貴様。まぁ良いけどさ』
私はカバンを担ぎ直し、2人の後に着いて行った。
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葵(プロフ) - 黒猫れもんさん» 楽しみにしてもらい光栄です。part3以降ですが、未だに訂正が終わってない為、公開する事が出来ません。一ヶ月程の時間が掛かりますが必ず公開致しますので、それまでお待ちください。こちらの勝手な都合で申し訳ございません。 (2016年12月25日 17時) (レス) id: 014c775145 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫れもん - あの、続編観覧のパスワード教えてくれませんか?_| ̄|○ (2016年12月25日 16時) (レス) id: f8822feb9a (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - サヤさん» あ、こっちも遅れた、ごめんね!!わざわざありがとう!!アッはい。直しておきます(`・ω・´)キリッ (2016年12月24日 18時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 訂正完了おめでとー!!杉野君の言葉「転入生」じゃなくて「転校生」じゃないかな?私が間違ってたらごめんなさい!! (2016年12月23日 21時) (レス) id: fd9cf3b3b1 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - こいさん» ……え………?毎日一緒だと疲れますよ……? ありがとうございます!!これからも頑張ります!! (2016年1月22日 21時) (レス) id: 6f13f8d266 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時:2015年10月9日 17時