毒舌度３２％ ページ34
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で?お前の求める餞別って?と聞き返すと、赤羽は首を傾げ、あ。と呟く。
「じゃあ俺の名前呼んで?」
………なんだ、そんな事か。
『赤羽』
「………Aってホント馬鹿だよね」
『何で!?』
名前呼べって言われたから呼んだのに、何で馬鹿なんて言われなきゃいけないわけ?
「え、ワザと?」
『真面目に』
「………自分から言うの、結構ハズいんだけど」
『じゃあ言わなくて良いよ?』
私はそろそろ渚のとこ行くからと言い、立ち上がると、グイっと手首を引っ張られる。
『なんなの、お前』
「だから、名前呼んでって」
『呼んだじゃん』
「違くて。……………あー……もう!!」
空いてる方の手で、赤羽はガシガシと頭をかく。
「………ちゃんと、下の名前で呼んで」
『は?』
私が何を言ってるんだコイツ。と思い、見下ろすと、赤羽がちょっと拗ねた風に目を逸らす。
「………3年も一緒に居るのに、何で赤羽って苗字呼びなの?もう良いでしょ。名前知ってるんだし、只の知り合いって訳じゃないんだから。………何より、何となく距離感じるんだよね」
『あー…そっか…』
まぁ………確かに、ここまで馬鹿やってて距離感じさせるってのは………嫌かも。
「ん、だからこれから下の名前で呼んで」
『あッはい』
赤羽にジッと見上げられ、私は呼び方を変える。
『………カルマ?』
「…ん」
私に名前を呼ばれた赤羽………もといカルマは、嬉しそうに顔を綻ばせた。
『………。』
「ん?どうしたの?」
『何でもない……』
何故か、今のあか………カルマの笑顔が頭に張り付いて、カルマを直視出来ない。
「………ゲームでもしにいく?負けた方はジュース奢りで」
『ん……。え?マジで!?カルマ!!私オレンジジュース!!』
「何でもう勝った気なの?馬鹿なの?」
なんとか何時もみたいに切り返す事が出来、そっと安堵の溜息を着く。
「A?」
『今行くー』
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葵(プロフ) - オセロさん» ひえっ、コメント気付くの遅れて申し訳ないです！！ 初コメありがとうございますー！！ は、発狂させてしまった……！笑 きっと先が長い作品ですが、のんびりと読んで頂ければ幸いです！ (2019年8月4日 2時) (
レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
オセロ - 初コメです！ 今回の作品、ずっと発狂しながら読んでました！ 続編や、今後の二人の関係を描いた物語を、楽しみにして待っています！ m(._.)m (2019年7月23日 23時) (レス) id: 3d9b2eea0d (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 黒猫れもんさん» ありがとうございます!!テンポよく進められる会話は書きやすいので（私情） ほらカルマ君!!ご指名だよ(( (2016年12月25日 4時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫れもん - ふたりの会話が微笑ましいです(*´ω`*)カルマくん。私と結婚（（ (2016年12月24日 23時) (レス) id: f8822feb9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうたすら(プロフ) - すみません……ありがとうございます！更新頑張ってください！！応援しています!! (2016年11月23日 12時) (レス) id: 152c51bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/1131939128247848960?s=19...
作成日時：2015年9月26日 23時
