毒舌度２０％ ページ22
ーー…
京都と言えば、古風な街並みとかで感動するんだろうが、私は違った。
私の視線は自分の手元………そう。京都限定の抹茶シュークリームに向けられていた。
『ヤバい。マジで上手い』
「ホント美味しいね!!Aってば良く知ってた!!」
『努力を惜しまないので』
カエデちゃんと2人で、抹茶シュークリームを頬張りながら、京都の街並みを堪能していた。
幸せそうだね。と微笑む有希子ちゃんに、嬉しそうに同意する杉野。
それに続き、渚までもが微笑ましい。と言ってくれる。
きっとカエデちゃんがその9割だろう。私はギリ調和されてる筈。
『美味しい〜。もう一個買えばよかったかな』
「でも溶けちゃうんだよね」
『いやでも、めっちゃ上手いんだけど』
カエデちゃんと話していると、赤羽が顔を覗かせる。
「何?そんなに美味しいの?」
『そりゃもう。買わなかったら人生3割は損してると思う』
「買ってない人に謝りなっ」
『あ”ぁーーーっ!!バッカ野郎!!何勝手に食ってんだ!!』
赤羽は流れるように、私のシュークリームを勝手に一口食べた。
「一口位で怒んないでよ。だからデブるんだよ」
『謝れーーーッ!!位って言った事とデブって言った事を私に謝れーーーッ!!』
お前京都限定だぞ!?もう買えないんだぞ!?
今すぐ胸ぐらを掴みに行きたいけど、手にはまだシュークリームが残ってる為、そんな事は出来ない。
それを分かっていてか、赤羽は楽しそうに私を見ている。
ハイハイ。お前は前からそう言う奴だもんね。死ね。
私は頬を膨らまし、再びシュークリームを食べ進める事にした。
その様子を見ていた皆が、
「………Aさん。良いの?」
「………気にしてない………?」
と呟き始める。
渚とカエデちゃんの言葉に首を傾げ、私は赤羽の方を向く。
何の事?と聞こうと思ったが、赤羽もちょっと目を見開いて、私を見下ろしていた。
………が、それもすぐ終わり、キュッと口角を上げ、
「Aってば大胆ー」
『へ?』
良く分からない事を言った。
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葵(プロフ) - オセロさん» ひえっ、コメント気付くの遅れて申し訳ないです！！ 初コメありがとうございますー！！ は、発狂させてしまった……！笑 きっと先が長い作品ですが、のんびりと読んで頂ければ幸いです！ (2019年8月4日 2時) (
レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
オセロ - 初コメです！ 今回の作品、ずっと発狂しながら読んでました！ 続編や、今後の二人の関係を描いた物語を、楽しみにして待っています！ m(._.)m (2019年7月23日 23時) (レス) id: 3d9b2eea0d (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 黒猫れもんさん» ありがとうございます!!テンポよく進められる会話は書きやすいので（私情） ほらカルマ君!!ご指名だよ(( (2016年12月25日 4時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫れもん - ふたりの会話が微笑ましいです(*´ω`*)カルマくん。私と結婚（（ (2016年12月24日 23時) (レス) id: f8822feb9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうたすら(プロフ) - すみません……ありがとうございます！更新頑張ってください！！応援しています!! (2016年11月23日 12時) (レス) id: 152c51bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/1131939128247848960?s=19...
作成日時：2015年9月26日 23時
