毒舌度28% ページ30
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「っフン、中坊がいきがんな」
再びドアの向こうから荒々しい足音が聞こえてくる。
「呼んどいた友達どもだ。これでこっちは10人。お前らみたいな良い子ちゃんは、見たことない不良どもだ」
どーせアレでしょ?未成年なのにタバコやって酒飲んで喧嘩してってレベルでしょ。と喉まで出かかるが、なんとか飲み込む。
赤羽に黙ってろ。とアイコンタクトされたからね。
私は無言でドアを見ると、重々しいドアはゆっくりと開いた。
そしてそこから見えてきたのは………
………………不良ではなく、ぐるぐるメガネに丸坊主の男………
それから、
「不良などいませんねぇ。先生が全員手入れをしてしまったので」
私たちの担任
「殺せんせー!!」
超生物がそこにいた。
「遅くなってスミマセン。この場所は君たちに任せて他の場所からしらみつぶしに探していたので」
そしてそのボロボロになった不良を見て、
『っぶふぁ!!!』
盛大に吹く私。
身構えてた分余計に笑えるんですけど。
『せ、センセー、今の仕込みバッチリ………!!』
「Aさん!?貴方は何を言ってるんですか!?」
「で、その黒子みたいな顔隠しは何?」
「暴力沙汰ですので………この顔が暴力教師と覚えられるのが怖いのです」
『顔以前に隠す場所ある筈』
「渚くんが栞を持っていてくれたから、先生にも迅速に連絡できたのです。この機会に全員ちゃんと持ちましょう」
そう言うや否、赤羽達の手元には分厚い栞が乗る。
『後で不法侵入で訴えるわ』
私が真顔で決めると、赤羽にAは今無いじゃんと指摘される。
そう言う事は言っちゃイケナイお約束。
「先公だと…!?ふざけんな、舐めたカッコしやがって!!」
そんな私達のやり取りを唖然と見ていた不良達が、一斉に鉄パイプやら何らやを持ち、殺せんせーにかかって行った。
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葵(プロフ) - オセロさん» ひえっ、コメント気付くの遅れて申し訳ないです!! 初コメありがとうございますー!! は、発狂させてしまった……!笑 きっと先が長い作品ですが、のんびりと読んで頂ければ幸いです! (2019年8月4日 2時) (レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
オセロ - 初コメです! 今回の作品、ずっと発狂しながら読んでました! 続編や、今後の二人の関係を描いた物語を、楽しみにして待っています! m(._.)m (2019年7月23日 23時) (レス) id: 3d9b2eea0d (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 黒猫れもんさん» ありがとうございます!!テンポよく進められる会話は書きやすいので(私情) ほらカルマ君!!ご指名だよ(( (2016年12月25日 4時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫れもん - ふたりの会話が微笑ましいです(*´ω`*)カルマくん。私と結婚(( (2016年12月24日 23時) (レス) id: f8822feb9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうたすら(プロフ) - すみません……ありがとうございます!更新頑張ってください!!応援しています!! (2016年11月23日 12時) (レス) id: 152c51bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/1131939128247848960?s=19...
作成日時:2015年9月26日 23時