虜【フョードル・D】 ページ6
横浜の街を歩く。
今日も、素敵な街。
フ「見つけましたよ」
A「っ?!」
フ「ふふふ、善い顔してますね。Aさん?」
A「フョードル、さん…っ」
フ「貴方は、僕から逃げる事は出来ませんよ?」
髪を風に靡かせ、私を真っ直ぐ見つめて云う。
その目からは、逃げられない。
A「フョードルさん、あの…」
涙目でフョードルさんを見上げる私。
でも、喧嘩したら普通逃げるでしょ?←
((喧嘩))
フ「っ……全く、此処でそんな顔してはいけません。帰りますよ」
A「うんっ……」
_______
フ「はい。其れで?何か云う事在りますか?」
にやっと口角を上げて首を傾げている。
フョードルさんには、逆らえない。全て思い通りに動かされてしまう。
私は、唯の操り人形なのかな……?
A「そんなの………やだっ……」
フ「…?何です?」
フョードルさんが隙を見せている。
思い通りの軽い女だなんて厭。読まれていないような行動を取ってやる。
そう思って、私はフョードルさんに近づく。
フ「何してるんですか、早く……っ」
フョードルさんの唇を、塞いでやった。
魔人の愛人。これぐらい出来なきゃ務まらない。
A「…私、唯の操り人形だなんて厭ですから。」
してやったり。そう思ってドヤ顔をした。
………此処で油断した私は、唯の莫迦。
最後までやり通せば……。
A「っん………ぁ…っ……ん、…」
フ「貴方は僕の操り人形なんかじゃ在りません。僕の、愛人です。つまり、彼女。僕達は恋人同士。お互いに、愛し合っていると僕は思っています。」
A「で、でもっ、私は何時もフョードルさんの思い通りになって……」
フ「…其れは、別に僕が操っている訳では在りませんよ。唯、僕の思い通りに行動する貴方が可愛らしくて。」
A「………は?!」
何時かの私を思い出したようで、絶対に敵には見せないであろうような微笑みで嗤っている。
私が莫迦だから…………。
頭の善い人は本当に狡い。
フ「…さて。先程僕の唇を初めて奪えたご褒美。あげますから、此方へどうぞ?」
A「…優しく、して下さいね。」
フ「……はぁ。そー云う処ですよ、……A」
A「っへ?!っ……んぅ……っ」
今日も私は、貴方の魅力の虜に___
_______
三期のせいでドストエフスキーに目覚めそうです。
しんどい((
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鏡音ののり(プロフ) - 歴史馬鹿さん» だねー! (2019年8月15日 20時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - 鏡音ののりさん» 久しぶりだね〜〜〜〜〜〜〜 (2019年8月15日 20時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
鏡音ののり(プロフ) - 歴史馬鹿さん» ゑ、テンション崩壊してるだけ!と、いうか久し振り! (2019年8月14日 11時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - 君らはどうしたら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2019年8月1日 12時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
鏡音ののり(プロフ) - のんさん» だ、大丈夫か!?by テンションすでに崩壊してる人間 (2019年8月1日 12時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のん | 作成日時:2019年4月1日 23時